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銀行取引の作戦

Q.01

メインバンクの変更について知りたい

現在6行と取引をさせてもらっています。毎月の借入残高・割引残高をグラフにして一応差をつけています。差のつけ方は都銀・地銀・第2地銀の違いや社長が支店長とお会いしたときの支店長の印象等でしているのですが・・・
現在メインバンクを変更するよう言われています。今までのメインバンクの担当の人もよくしてくれているので2行を同じくらいにしています。
社長は他にも2社の代表取締役をしていて後の2社はメインバンクをほぼ変えてしまいました。
変更する理由は
1.銀行格付けで今度メインバンクとなってほしい銀行の方がだんとつ良い
2.今の会社が大きく変わろとする為の借入金を5年くらい前の支店長に依頼に行ったとき、政府系の融資を勧めてきたので弊社の信用がないと思って(後からは、その方が金利が低かった為と知ったが)
いつまでも、今のまんま2行を同じくらいにしていたら、万が一の時お互いにメインバンクでないと言われないか心配だし、1行にしてしまうと銀行の金利等の情報や競争がしにくいため、高い金利での借入をしてしまわないか心配だし 良い方法を教えてください。
支店長や担当の方は2~3年ごとに変わるので、今までの恩義は考えないでいいと言われるのですが・・・ 本当に困っています。よろしくお願いします。

A.01

まず、社長の言われるメインバンクを変更する理由を考えてみます。

1.の理由は、納得がいきます。格付の低い銀行は将来破たんの可能性は高くなります。そのとき、その銀行がメインバンクであると、銀行が消滅してどこか他の銀行が貸付を引き受けてくれても、がらりと方針が変わることは考えられます。その時、資金調達面で御社への影響は大きいでしょう。やはり、メインバンクの銀行は、より破たん可能性の少ない銀行の方が良いです。
2.の理由は、あまり意味がありません。ずっと昔に融資を断られたから、今もその銀行は自分の会社に信用がない、それは思い込みにすぎません。銀行の融資姿勢はコロコロ変わります。また、同じ銀行でも融資に積極的な支店長と消極的な支店長がいます。2.の理由はあまり深く考えなくて結構です。
1.の理由は、経営者として考えざるをえないことです。社長のおっしゃるとおり、メインバンクをその格付の高い銀行に変えたほうがいいです。しかし、メインバンクを変えられる銀行とトラブルを起こさないよう、ゆっくりとやってください。一番いけないことは、その銀行からの借入をまとめて返済することです。借入はそっとしておいてください。銀行員として一番腹が立つこと、それは融資を返済されること(業況が悪化している企業は別ですが)。それを忘れなければ、特にトラブルはないでしょう。メインバンクを変えても、変えられた銀行は準メインの位置づけにしておいてあげてください。

Q.02

おつきあいの借入について(借入編)知りたい

弊社は環境関係の業務をしており、非常に業績が良く、キャッシュフローもたっぷりの状態です。お金を借りる必要が全くないのですが、取引銀行がさかんにお金を借りてくれ借りてくれと言ってきて困っています。1年前に仕方なく5000万円借りましたが、まだ借りてくれと3行から云われています。別に資金繰りに困っていないので、借りたくないのですが、今後の事業展開も考えて、短期で返すにしても、信用を付ける意味で借りた方が良いのでしょうか。

A.02

あなたの会社が、3行とも今後ともお付き合いしていきたいと思うのでしたら、1000万円ずつでも借りたらいかがでしょうか。

銀行には、顧客企業ごとにファイルがあり、過去の借入記録もしっかりと残っています。もし将来融資を受ける必要が出てきたとき、過去に融資実績があった企業なら、担当者としてもその点を融資稟議に強調しやすいのです。例えば、もしあなたの会社がここ数年借入実績がなく、急に資金が必要となってきた場合、そのような企業に銀行は警戒するものです。今まで借入を受けずやってきた企業がいきなり借入を依頼するのは、急に業績が悪化した、というように。やはり、定期的に借入実績は作っておいた方が良いでしょう。

Q.03

おつきあいの借入について(定期解約編)知りたい

弊社は地方の業暦50年の同族会社です。今のところ業績悪くありません。 私は後継者として数年前から取引銀行と交渉にあたるようになりました。 現在、銀行に1億を定期で預けて、同時に1億を借り入れしています。長年の取引の中で現在の形に至っているようですが、定期を解約して借り入れを圧縮したいと思っています。 至極あたりまえのことだと思うのですが銀行の印象がよくないからやめたほうがいいのではないかという意見も社内であります。 実際のところどうなのでしょう?

A.03

1億を定期預金にして1億を借入している会社も、そうでない会社も、いざとなった場合銀行が貸付して支援するかどうかは、企業の内容、つまり財務内容・将来性等、などによります。

あなたの会社のような借入形態を保ち続けることによって、将来銀行から恩恵を受けやすくなるとはとても思えません。返済したほうがいいです。銀行としては、あなたの会社からはリスクなしで利息収入を得ることができ、とても大事なお客さんなのですが、それと将来の支援姿勢とは関係ありません。
しかし、お付き合いで1千万くらいは借入しておいた方がいいかもしれません。少しでも借入があると、銀行は決算書のチェックなど、常に気にかけてくれますので。その場合いざとなったとき、融資までスムーズに流れやすくなります。

Q.04

おつきあいの借入について(融資審査対策編)知りたい

弊社は不景気にもかかわらずそこそこの業績を上げておりまして、今のところ借り入れの予定は無いのですが、銀行担当者は何かある度に「借りて欲しい」と言ってきます。将来的に店舗拡大等の計画がありましたらその時は、とお断りしているのですが、今借りたほうが将来的に借り入れがスムーズに行くと言うのです。本当にそうなんでしょうか? 弊社は、借り入れを減らしてゆく方針なのですが、お付き合い程度に借り入れしておいた方がいいものなのでしょうか?

A.04

将来、資金需要が起きた場合に、スムーズに借入を受けるためにも、少しだけでも借入をしておいた方が良いでしょう。

理由は、以下の通りです。
1.借入実績を作ることによって、将来の融資審査が有利になる。銀行員は前例主義なので、過去の融資実績が、融資審査が通る一つの要素となることは多いです。
2.借入を受けていることは、毎期決算書を銀行に提出する必要があり、常に銀行にあなたの会社のデータが整備されていることになるので、そのデータを元に何か良い提案を受けたり、データが常備されていることによって短い期間で 融資審査を受けることが出来るようになる。
3.銀行の担当者は、融資を受けていない会社より融資を受けている会社へ訪問 回数を多くする傾向がある。そのため、銀行の担当者を通じて銀行とのパイプを太くすることが出来る。

Q.05

銀行視点の良い企業側担当者について知りたい

銀行員の方にとって、取引先会社の担当の方の存在ってどんなのでしょうか?
良い取引先は、財務内容が良いというのは分かるのですが、人間ですから、感情が入ると思います。いかがなものでしょうか?
もしよかったら、好感の持てる担当者・不愉快な担当者の実例を教えてください。
自分自身、少しでも銀行員の方に好感を持ってもらえるよう努力したいと思っています。
余談ですが、銀行員の恋愛の話で社内が多いと書かれていましたが???弊社にこられる銀行員の方から「お客さんからお見合いをすすめられた。」とか「コンパに誘われた。」とよく聞きます。お客さんとの恋愛とかもアリですか?

A.05

好感の持てる企業側担当者とは、一緒にビジネスがやりやすいこと、つまり、企業の情報を出し惜しみしない、質問にはすぐに答える、頼んだ資料はすぐ出してくれる、人です。

不愉快な担当者とは、自分がお客さんの立場だからといっていろいろ無理を言う人、何かと文句を言う人です。
銀行員も人間なので、あなたが一緒に仕事をやりたい人の像を基準に考えれば、あなたは銀行にとって良い企業側担当者になれると思います。
また、お客さんとの恋愛は、互いが気に入ればいいのではないのでしょうか。しかし、うまくいかなかったときにお互い気まずい思いになり、取引に支障がでるのは考え物ですね。
銀行員は、よくお見合いに誘われます。堅い職業だからでしょうか。そういう私の妻も、お客さんから紹介してもらった人です。

Q.06

悪い噂を聞いた企業の手形の取り扱いについて知りたい

悪い噂を聞いた企業の手形は
1.早く取立に出した方がいい
2.大きい銀行や格付けのいい銀行に取立を依頼した方がいい
3.手形を振り出した会社の社長や経理担当の人と親しくなるといい
なぜなら、当座預金がゼロならいけないけどいくらか残金があれば以上の3点のいずれかで、取立が出来る場合があるとの事でした。本当なんでしょうか?

A.06

いずれも違います。

手形の支払期日、もしくはそれ以前に、手形振出人の当座預金不足で不渡りが起きた場合、銀行に取立に出すのが早くても遅くても、取立に出す銀行が良い銀行でも、全く関係なく手形は不渡りで返却されます。
手形を振り出した会社の社長や経理の人と親しくなるのは、少しはいい方法かもしれません。親しく付き合っているうちに、自分の会社の業績悪化、資金繰難の情報をポロッともらしてくれるかもしれないからです。そういった場合は、手形が不渡りになる前に、早期支払いの交渉など、何らかの手を打てるかもしれないからです。しかしあまり期待出来る方法ではありません。

Q.07

公的支援制度と企業の信用度の関係性を教えて欲しい

公的支援制度を受けるのは、税金を使わせてもらう事なのではずかしいイメージがあったのですが、反対に公的機関の厳しい審査をクリアしたとの事で金融関係等の信頼が高いと書いていたのですが本当なんでしょうか?

A.07

公的支援制度を受けられた企業か、受けられなかった企業かは、融資の審査には全く関係してきません。

公的支援制度を受けられたかどうか、銀行は調べることもしないです。

 

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