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中小企業のM&Aを言い換えるとイメージが変わる

M&Aとは、英語のmergers(合併) and acquisitions(買収)の略です。なんか少し大袈裟な感じがしますよね。

 

M&Aをニュース・新聞で聞く機会が多いとは思いますが、報道されるのは数百億、数千億円、数兆円という途方も無い数字のM&Aですよね。M&Aと聞いて、>少し大袈裟な感じを抱くのはそのせいだと思います。

 

しかし、実際には、

 

1円での譲渡

数十万での譲渡

数百万円での譲渡

 

など、小さなM&Aも非常に多く実施さてています。勿論、そのような小さなM&Aは弊社でもお取り扱い、成約事例は沢山ございます。

 

数千”億”であろうと、数百”万”であろうと、売り手側が非上場企業である場合は、基本的には、やることは同じです。しかも、実際に多く行われていて一般的になりつつあるのに、名称が少し大袈裟で違和感があるという事象は珍しいのではないでしょうか。

 

本当はM&Aニーズがある、或いはM&Aしか選択肢がない売り手様もこの名称が大袈裟な故足枷になり、売却の機会を逃すということも実際にはあると思います。

 

そこで、私が特に、中小企業M&Aの売り手側オーナー様にM&Aとは?を説明する場合、次のような別表現をして、より理解をしていただくように務めています。

 

M&A=mergers & acquisitions を言い換えると。。。

 

①自社内で解決てきない経営課題と第三者(社)と連携して解決すること

 

②事業・企業を(売り手側オーナー様が気に入った)第三者に友好的に譲渡・承継することです。

 

①は、売り手側オーナーの立場に立つと、例えば、ご自身が引退しようと考えた時に、ご子息様はじめ親族に会社を譲渡できる人材がいない場合(譲渡できる人材がいる場合は、M&Aでなく相続の話)は、第三者(社)に譲渡する必要があります。

(選択肢としては、ご自身の引退=廃業で終了という場合もあります。)

 

買い手側に立つと、中長期的なゴールを達成するのに必要なピースが自社内で生成出来ない場合は、第三者(社)に求めることになります。

 

②は、読んで字の如しで、一部の事業や会社全体を”任せたい”と思える第三者(社)に譲ることです。中小企業のM&Aでは、通常、売り手側と買い手側は、何度も面談をし、様々なことで合意して初めて契約調印となります。

 

①にしても、②にしても、いくつか目的達成するたに採り得る経営戦略の1つということです。そう、M&Aは特別なものではなく、皆様が日々考えている経営戦略の1つなのです。

M&Aを言い換えてみましたが、いかがでしょうか?少し、遠い大企業だけのお話ではないと感じていただけましたでしょうか?是非、ご相談ください。

 

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この記事の著者

  • 松原 良太

    ・青山学院大学経済学部 卒業
    ・オーストラリアボンド大学 大学院 経営学修士課程(MBA)修了。
    ・財団法人日本M&Aアドバイザー協会 代表理事
    ・株式会社ビザイン 代表取締役パートナー
    ・AMD capital management 株式会社 代表取締役
    ・株式会社ビザイン・ファミリー・アドバイザーズ 取締役
    ・近著(共著):この1冊でわかる-M-A実務のプロセスとポイント

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