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M&Aの実際の成約事例

今日は、実際の成約事例について触れたいと思います。M&A事業部の堂園です。

売手企業概要

人口約3万人の地域

 

製造業(鉄工所)売上高3700万

 

営業利益△1500万、時価修正後の純資産4700万

 

従業員4人 代表取締役70代

 

設備はほぼ償却済と新規設備投資はしていない。

 

2年前より病気により体調を崩し、当時6500万であった売上が大きく減少、体調不良、及び後継者不在によりM&Aによる第3者への承継を希望。当初の売却希望額は6500万円(エクステンド査定額4700万)

 

30社程アプローチを行いトップ面談・現地視察を行った企業 4社。3社は金額面、事業面が合わず見送り。

 

買手側提示額4500万円。

 

売手側社長は償却済の機械だが市場価値はあると6500万円を希望するも、体調面のこともありご家族とよく相談し早期売却を目指し4500万円で譲渡。(内訳 株式譲渡1750万円、退職金2750万円)

 

買手側よりの成約前の条件として従業員全てとの面談および雇用意向の確認。

 

製造業・建設業などの業種では事前に従業員へM&Aの告知・面談・雇用意向確認をするケースは多いです。

買収理由

買手側は同じ製造業ではあるが、ほぼ異業種に近い。同じ町内であるので、従業員同士の交流や自社の営業力次第では何かしらのシナジーが生まれるのではと思いM&A実施。

成約のポイント

・一般的に売手側は地元企業とのM&Aを嫌がる傾向にある中、地域のNGがなかった。

 

・家族の意見を尊重し早期売却を目指し、金額に固執しなかった。

 

・買手側よりの事前のM&Aの従業員説明、買手側との面談・雇用意向の要望に対して、柔軟に対応した。

 

弊社では無料相談会を定期的に実施しておりますので、ご相談下さい。

 

【無料】M&Aに関するお電話・メールでの相談はこちら
 http://www.ma-consultant.jp/contact/

この記事の著者

  • 堂園 卓也

    経歴について
    流通小売業(東証1部上場)の会社にてストアマネージャーとして店舗運営管理(損益管理、在庫管理、人員管理)、不振店舗の再生担当として従事。

    主な実績
    ・原価管理及び値決め力の向上による粗利率の改善
    ・借入金の長期短期のバランス調整によるキャッシュフロー改善
    ・売上債権、仕入債務、在庫回転率の改善による財務改善
    ・リスクマネジメント(保険の見直しによる財務改善)
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