債務超過企業のM&Aについて
今日は、債務超過のM&Aについて触れたいと思います。こんにちは、M &A事業部の堂園です。
弊社は事業再生コンサルティングをメインにしているためか、債務超過の企業様から債務超過で営業赤字では売却は可能なのか?といったような問い合わせもございます。
結論から申し上げますと条件が合えば可能です。
①市場における価値がある
②従業が多い。(概ね5人以上)
③許認可の引継ぎが容易
④売却希望額が高すぎない。意外かもしれませんが、債務超過企業の株主の方が資産超過企業よりも希望額が高い傾向にあります。
⑤営業利益の改善が見込める
⑥M&A後の設備投資額(予定)が少ない
⑦借入金の額が少ない
このような条件が合えば売却の可能性は高くなります。
では売却金額はどのくらいになるのか?
一概には言えませんが株式譲渡の場合、債務超過かつ2年以上の営業赤字の場合は0円となります。なぜかと言うと債務超過=字のごとく負債が資産より多い状態ですので金融機関借入金の返済負担などを買手側が負うからです。
債務超過でも高値で売れる企業もありますが、一般的に債務超過かつ2年以上の営業赤字の場合、譲渡対価は0円だが負債や連帯保証を買手側が引き受けてくれるから良しとする。というような考え方が良いと思います。
弊社では無料相談会を定期的に実施しておりますので、ご相談下さい。