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成長も戦略なら、出口・引退もそれ以上に戦略!

本日は、「成長も戦略なら、出口・引退もそれ以上に戦略!」と題して成長戦略だけではなく、出口・引退戦略こそ、戦略が必要です!というお話をしたいと思います。

 

出口・引退戦略との体系といいますか、種類は大別すると以下の通りだと思います。

 

  1. 親族内承継
  2. 従業員承継
  3. 廃業
  4. 第三者承継(M&A)

 

1.は、文字通り、ご子息様を中心に、親族内に事業・企業を承継することです。

2.は、親族ではない、役員・従業員に承継することです。

3.は、廃業・清算などを行うことです。

4.は、他社様(事業会社・ファンドなど)に承継することです。

 

ちなみに、上記4つは、それぞれ排他的な戦略ではありません。どれか1つを選ばなければならないということではありません。ハイブリッドの戦略を採用することができます。

 

よく見られる事例としては、1.の親族に承継する際に、本業以外の部分を4.で第三者に譲渡する などです。

 

次に、これらの共通点について、触れたいと思います。上記4つの共通点、もっと言えば、4つのどの戦略であろうと共通して、大事なことは何だと思いますか?

 

それは、「いつか」ではなく、「いまから」準備する、つまり、言い換えると、準備が遅ければ遅いほど残せるものが少なくなる(≒不利になる)ということです。

1.親族内承継

息子に継がせることが決まっていて、息子も会社に入っている。しかし、それだけの状態で、突然オーナーが亡くなったら。。。。

2.従業員承継

継がせる役員・従業員の育成・引き継ぎ、譲渡条件、連帯保証の問題など。。。

3.廃業

数ヶ月以内のキャッシュアウトが確定してから、廃業・清算するとか。。。。

4.第三者承継(M&A)

身体を壊してからとか、業績が悪化してからM&Aするのと、身体も業績も健全な時期にM&Aするのとでは。。。

 

といった具合です。思いたったら、まず、相談・行動だと思います。ちょっと宣伝ですが、弊社エクテンドは、どの出口・引退戦略でも対応が可能です。

 

出口・引退戦略をワンストップでできる会社は、そうはないとちょっとだけ自負しています(笑)。この出口・引退戦略を考えるにあがり、私を始め、メンバーが心がけていることがあります。

 

それは、「どの出口・引退戦略がご希望ですか?」ではなく、「出口・引退戦略完了後、社長(オーナー)がどうなっていたいですか?」から、始めることです。

 

4つの戦略はどれにしても、あくまでゴール達成のための手段です。

 

ゴールは何ですか?(≒出口・引退戦略完了後、社長(オーナー)がどうなっていたいですか?)つまり、目的が重要であり、起点なのです。

 

本日は、

 

  • 出口・引退戦略は大事(成長戦略以上に)
  • 各出口・引退戦略は、排他的でない
  • 早めに準備
  • あくまで手段、ゴールは?

 

というお話でした。

 

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この記事の著者

  • 松原 良太

    ・青山学院大学経済学部 卒業
    ・オーストラリアボンド大学 大学院 経営学修士課程(MBA)修了。
    ・財団法人日本M&Aアドバイザー協会 代表理事
    ・株式会社ビザイン 代表取締役パートナー
    ・AMD capital management 株式会社 代表取締役
    ・株式会社ビザイン・ファミリー・アドバイザーズ 取締役
    ・近著(共著):この1冊でわかる M&A実務のプロセスとポイント

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