企業が倒産する原因は?
2023年11月7日付日本経済新聞に下記のような見出しで記事が紹介されていました。
『代位弁済、6割増の高水準4~8月、ゼロゼロ融資返済が重荷 中小で増える「倒産予備軍」』
内容は、資金繰り支援策で新型コロナウイルス禍を乗り切った中小企業が試練に直面している。企業の借金返済を信用保証協会が肩代わりする代位弁済は前年同期を大幅に上回る水準で推移する。日銀の推計でも経営が悪化していた企業の債権延滞などによるデフォルト(債務不履行)率が上昇。「倒産予備軍」が増えつつある。
全国信用保証協会連合会によると、4~8月の代位弁済数は1万6891件と前年同期比62%増えた。経済再開で観光などサービス業を中心に売り上げは戻ってきたが、人件費や調達費の増加で十分な利益を出せず、膨らんだ借金の返済に追われて資金が回らなくなるケースが増えている。「コロナ禍前から経営が悪化していた企業の赤字が拡大し、手元資金の減少に歯止めがかからない」というものでした。
記事には『資金繰り支援策で新型コロナウイルス禍を乗り切った中小企業が試練に直面している。企業の借金返済を信用保証協会が肩代わりする代位弁済は前年同期を大幅に上回る水準で推移する。
日銀の推計でも経営が悪化していた企業の債権延滞などによるデフォルト(債務不履行)率が上昇。「倒産予備軍」が増えつつある。』とありますが、そもそも、倒産予備軍が増加しているのは、倒産が増加している理由は何なのでしょうか?
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業績が悪いから?
業績が悪い企業と一言で言ってしまえばそれまでですが、では業績が悪い企業にはそれなりの理由があると私は思います。私は下記の様な記事を発見しました。倒産の原因ベス卜10という記事です。
- 経営者の高慢、経営能力の過信
- 社員教育の不備、欠如
- 事業目的・目標・計画性の欠如
- 業界情報の不足と環境変化への対応
- 新商品の欠如、技術開発の遅延
- 家庭不和、同族経営の弊害
- 公私混同、経営哲学の欠如
- 決断力・実行力の欠如
- 計数管理不足と勉強不足
- ワンマン、反省心の不足
上記をみてあなたはどう思われましたか?自分の会社には関係ない!そう言えば思い当たるな!色々と思われたかと思います。ではもう一歩踏み込みます!
上記の様な会社のなった理由は何なのでしょうか?
経営者が悪いから?
経営がうまくいかなくなった時に経営者の方は『私が悪い』と言われる方がみえます。上記の記事には続きがあり、内容は倒産する社長の共通10項目。と題され
- 自己中心
- 悪いことはすべて他人のせい
- 嫌いなこと、苦手なことを避ける
- 真の勇気がない(縮小、謝罪、相談)
- 頭でわかっても実行しない
- お人好し(頼まれたらノーと言えない)
- 還元の心なし
- 反省心の欠如
- 時間貧乏(働きすぎ、遊びすぎ)
- 公私混同(金銭感覚の欠如)
上記をみてあなたはどう思われましたか?『ドキ!』と思われた方、まだ救いようがあるかも?『何も!』何も思わなかった方、麻痺していませんか?このままで本当にあなたの会社は大丈夫ですか?
当然、上記以外にも理由はあると思います。本来は資金調達ができない状態であったが、コロナ関連融資で資金調達が可能になった!のですから。ただ、返済が出来ないとわかっていたのに資金調達をされた方も正直多いと思います。
だから「ゼロゼロ融資」の返済が難しい・・・借入を行った企業の責任!本当にそれだけでしょうか?
なぜなら、銀行は本当に返済が出来ると判断して融資を行ったのか?それとも信用保証協会の承認が得られたので融資をしたのか?どちらなのでしょう?(あくまでも政府系の融資は今回は除きます)
この回答はあなたの判断にゆだねます!
倒産という選択肢をする前に、今できる事を一緒に考え、一緒に行動していけたらと思っています。一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか?下記バナーより「無料相談」をご利用下さい。