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2024年度の企業倒産実績状況と倒産回避する方法について

今回は、倒産を回避する方法と2024年度の企業倒産実績状況についてお話をします。

 

倒産件数は3年連続前年を上回り、1万件の大台に達しました。今年も引き続き緩やかではありますが、1万1千件前後位に増加すると思います。

 

業種別では、

第1位が飲食業を含むサービス業他3,329件(+13.2%)

第2位が建設業1,924件(+13.6%)

第3位が卸売業1,214件(+26.5%)です。

金利による影響

日銀が1月24日に短期金利(無担保コール翌日物レート)を0.5%に引き上げし、今後においても更なる利上げする可能性が高く、借入金が多い企業は金利負担増に繋がってきます。又、下記要因も影響してくると思います。

 

  • 原材料価格の高騰や人件費上昇でコスト負担が増加
  • 求人難による人手不足
  • 価格転嫁が不充分で収益悪化
  • 円安進行による輸入品価格の高騰
  • 金融機関による貸し渋り

倒産を回避する方法

倒産を回避するには下記の方法があります。

 

  • 資金繰り管理を強化し資金繰りを改善する
  • 事業内容を見直す事で業績向上を図る
  • 事業計画書を作成し売上増加する戦略を立てる
  • 経営資源を収益性が高い事業や成長可能性が高い分野に集中させる
  • 追加融資や返済額の軽減(条件変更)等金融機関と交渉する

 

会社の倒産は多くの要因が重なり発生します。企業内部の問題解決力欠如、外部環境の変化に未対応、人材の育成を含めた組織の脆弱性、多様化する顧客ニーズ対応の遅れ、資金調達を含めた財務管理不足、情報を有効活用できない等で、経営戦略を立てる事により会社の倒産リスクを最小限に抑えて下さい。

 

経営不振から抜け出せない、倒産のリスクが高まっている、倒産を防ぐための具体的な解決策が分からない、資金繰りが厳しい等の悩んでいる企業は、お気軽にお問い合わせください。

 

エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。新たな資金調達を成功させたいや、返済・資金繰りが厳しいなどの財務でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。財務コンサルタントが親身になって対応致します。

この記事の著者

  • 井上 貴裕

    東京の地方銀行に15年間勤務。主に中小企業を対象に、担当者として常時100社前後を担当し、多くの取引先と接し、企業の成長・発展に貢献。事業再生支援・財務分析による経営改善等幅広い業務に携わり、資金調達、金融機関との交渉に強みを持つ。長年勤務し身に付けた業務・知識・経験により、金融機関との良好な関係作り、資金調達の支援、銀行が要望している資料作成は熟知している。500社以上の経営者様の相談を受け、解決手段を1000案以上の提案している。

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