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ファクタリングとABLの違いとメリットデメリット

今回は利用者数が年々増加し、急に資金が必要になった時容易に資金調達が出来るファクタリングと融資の審査ハードルが高いABL(売掛金債権担保)についてお話をします。

ファクタリングとABLの違い

電話相談や面談をしている中で、ファクタリングとABL(売掛金債権担保)の商品内容の違いが混同されている方、ABL(売掛金債権担保)を知らない方が多くいる印象があります。両方とも売掛債権を活用する資金調達方法でありますが、仕組みや性質は異なる資金調達手段です。

 

ファクタリングは、売掛金が入金される前にファクタリング会社に売掛債権を売却して現金化する資金調達です。

 

ABL(売掛金債権担保)は、売掛債権を担保として融資を受ける資金調達です。

 

上記以外にも契約期間、資金調達できる金額、入金までの期間、審査の厳しさ、利息や手数料の違い等がありますので全く異なる資金調達方法です。

ファクタリングのメリット

1.早期に資金調達が可能

2.赤字でも利用ができる

3.貸借対象上の負債が増えない

ファクタリングのデメリット

1.手数料が高い

2.売掛金の範囲内でしか資金調達が出来ない

3.違法業者が存在

 

ファクタリングは手数料が高く、取引を行う毎に毎回発生し資金負担が大きいです。手数料を支払して利益が確保できない、キャッシュフローが回らない状況であれば、ファクタリングは利用しない方が良いです。毎月利用し続けると資金繰りが悪化するので、他の資金調達方法を探してください。

 

ABL(売掛金債権担保)は融資の審査が必要ですが、長期的に低い金利が可能なので安定的な資金繰りを維持できます。又ABL(売掛金債権担保)は金融機関からの融資なので、プロパー融資、信用保証協会付き、県や市等の制度融資が有ります。

 

資金調達手段としての融資商品は色々あります。最近、金融機関の融資状況は厳しい状況なので、運転資金等資金調達を検討している方はお気軽にお問い合わせください。

 

エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。新たな資金調達を成功させたいや、返済・資金繰りが厳しいなどの財務でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。財務コンサルタントが親身になって対応致します。

この記事の著者

  • 井上 貴裕

    東京の地方銀行に15年間勤務。主に中小企業を対象に、担当者として常時100社前後を担当し、多くの取引先と接し、企業の成長・発展に貢献。事業再生支援・財務分析による経営改善等幅広い業務に携わり、資金調達、金融機関との交渉に強みを持つ。長年勤務し身に付けた業務・知識・経験により、金融機関との良好な関係作り、資金調達の支援、銀行が要望している資料作成は熟知している。500社以上の経営者様の相談を受け、解決手段を1000案以上の提案している。

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