銀行に短期継続融資の相談を行った際にどの様な反応をされましたか?
私は普段コンサルタントとして現場に出て、時には経営者の方に同席し銀行へ訪問する事があります。
新型コロナウイルス感染症も終息へと向かい、その後、企業に待っていたのは毎月の返済額の負担増加という現実ではないでしょうか?
私の私感ですが、キャッシュフローに対する返済額が大きい企業が多く存在するという事、その結果、返済をする為に資金調達を繰り返している事、挙句の果てに最悪資金調達ができなくなり、リスケへと進む企業が多いという事です。
実際に経営者の方からの相談で多い内容は「何か資金調達の方法はないですか?」です。私は経営者の方に「何のために資金調達が必要なのですか?」とお聞きします。すると、必ず経営者の方は次の様に言われます。「運転資金が必要で・・・」と。
この会話を聞いてあなたはどの様に思われましたか?
私は「本当に運転資金?」と思っています。
卵が先か鶏が先か?という問題はありますが、つまり簡単に言えば
「返済負担が大きいから」=「その他の支払いができない」
「その他の支払いができない」=「運転資金が必要」
だから経営者は
「支払いができない」=「運転資金が必要」となるのではないでしょうか?
でも考え方を少し変えてみると
「返済負担が少なければ」=「その他の支払いができる」
「その他の支払いができる」=「返済の為の資金を借入する必要がない」
つまり「返済額の負担を軽減できれば、その方法が見つかれば」と私は思うのです。
そんな経営者の方にお伝えしたいことが2つあります。
一つは、リスケをして返済額を減らす方法。
もう一つは、短期借入金と長期借入金のバランスを本来の形にする為に借換を行う方法があるという事です。それが「短期継続融資」です。
短期継続融資とは?
短期継続融資とは、期日一括返済の短期融資をいい、期日一括返済という条件ですが、正常な運転資金は、事業を継続する限り常時必要な資金ですので、返してもすぐに借りなくてはなりません。よって実務上は期日到来時に返済期限を延長する実質的に返済をしない借入です。
でも「はい。そうですか」と受け入れしていただけないのも事実です。その理由は銀行? 銀行の担当者の方?・・・「返済をしない」=「返済ができない」=「借入が固定化する」という事ではないでしょうか?
それがタイトルに私が申しました「銀行に短期継続融資の相談を行った際にどの様な反応をされましたか?」という事につながるのです。
「固定化」=「短期継続融資はNG」ではありません。
なぜなら私は愛知県で活動しておりますので、愛知県信用保証協会の融資制度に「税理士連携短期継続保証」という制度があります。
税務署への確定決算の申告期限から原則3か月以内とし、最大4回まで借換え(継続)が可能。5年を経過する時点で、本保証を利用した借換えを希望し、要件を満たす場合は引き続き本保証で借換えすることができる。というものです。 つまり「固定化」=「短期継続融資はNG」ではないという事です。
だから「短期継続融資」を活用した借換にて返済額の見直しを行うものです。
最後に私は常に今できる事を一緒に考え、一緒に行動していけたらと思っています。「短期継続融資とは」に対する質問でも大丈夫です。一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか?
エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。新たな資金調達を成功させたいや、返済・資金繰りが厳しいなどの財務でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。財務コンサルタントが親身になって対応致します。