リースと銀行借入どちらが得か?
今回は機械や設備を導入する時に、リースを活用するケースと、銀行借入するケースがありますが、どちらの方を選んだ方が得かについてお話をします。
顧問先や電話相談でこの質問を受けることがありますが、総合的に判断せず容易に選択する事が多いと思います。リースを活用する場合は下記のメリット・デメリットがあります。
リースを活用する場合のメリット・デメリット
リースのメリット
- 初期費用が低く抑えられる
- 銀行借入よりも審査が通りやすい
- 経費処理が軽減できる
リースのデメリット
- 原則、中途解約ができない(途中解約すると多額の違約金が発生する)
- リース料が高くなる
- リース物件の所有権を取得できない
- リース終了後も使用する場合、再リース料の支払いや買い取りをする必要がある
設備資金を銀行借入する際の注意点
- 設備投資の目的と必要性
- 設備の時期、金額、効果等は妥当か
- 設備投資計画書の内容はどうか
- 資金計画と返済原資の確保
銀行から借入する場合、設備資金として調達した資金を運転資金として使用するのは、資金使途違反になります。資金使途違反をした場合、借入金の返済を求められ、今後の融資を受けられなくなる可能性があるので注意が必要です。
一般的に、銀行借入する方が支払総額は少なくなります。融資の調達余力がある場合は銀行借入の方がよいと思います。
しかし、購入する機械や設備の買い替え期間が短い場合は、リースの方が良いかもしれません。
上記メリットとデメリットを総合的に考慮して判断して下さい。
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