晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げるという言葉
2023年1年間の負債総額1,000万円以上の倒産件数は8,690件(前年対比35%増加)負債総額2兆4,026億4,500万円、負債総額が前年と比べた場合ほぼ同じ。
業種別にみると倒産が多い業種はサービス業、建設業で、倒産の理由は販売不振が主な要因で今後、物価高や人件費の高騰分を価格に転嫁できない場合は4月にピークを迎えるゼロゼロ融資の返済により資金繰りが更に厳しくなる中小・零細企業増加し、2024年は倒産件数が10,000万件を超える可能性もあるとありました。
まだまだ大丈夫!と思っていませんか?
私は、上記の記事を見たときに倒産件数は増加し負債総額は変わらないとありましたので、小口の倒産が増加しているのではないかとすぐに思いました。経営者の皆様はどれくらい危機感をお持ちなのでしょうか?まだ何かあれば取引金融機関様に相談すればいいと安易な考えをお持ちではないですか?
- まだコロナの影響が続いている
- 今まで融資は難しいと言われていたのにコロナ融資で借入ができた
- 条件変更をしていてもコロナ融資は資金調達ができた
という考えがどこかにありませんか?経営者は次の様な言葉を聞いたことはありませんか?
『晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる。』という言葉を・・・
どういう意味かというと、例えば企業様が500万円の資金が必要だとします。金融機関に相談すれば、500万円で本当に大丈夫ですか?1,000万円借りておいてはどうですか? 毎月の返済額もそんなに増えないですし、保証協会付の制度融資を利用すれば、金利も固定ですから。
聞き覚え有りませんか?今はどうかはわかりませんが、昔は当たり前の様にありました。そのお金どうなりました?最終的に融資が増え、返済額が増えただけではないですか?
以前は必要以上にお金が借りれたのです。コロナ融資も必要以上に借りれたのではないですか?
つまり『晴れた日に傘を貸してくれたのです』。そして業績が悪化し条件変更でもしたなら、『傘を取り上げたのです』しかしコロナ融資は実際に雨が降った時に傘を貸してくれたのです。
だから『困ったときにはまた貸してくれると思われていませんか?』
もう無いです!(貸してくれません)コロナ融資で金融機関の担当者の方は美味しいもの(融資という実績)を食べたのですから・・返済出来ないとわかっていても融資をしていたのだから(あくまでも私感です。)
返済できるかどうか審査をしていたら、コロナ融資の返済がスタートしても何ら問題になっていないのではないですか?ただこれは実際に借入をした経営者の方にも責任はあると思います。多分金融機関の担当者の方も経営者の方もその時は返済できると思っていたと言われるのではないでしょうか・・・
でも実際に返済出来ないという事実が発生しているなら、発生する可能性がある方は直ぐに行動に移してください。時間がたてばたつほど対応策が減るのだから・・・
今できる事を一緒に考え、一緒に行動していけたらと思っています。一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか?
エクステンドでは、経営者様からの無料相談を受け付けています。新たな資金調達を得たいや返済が厳しい、資金繰りが苦しいなどのお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。