リスケ中の借入金を一本化する「サポート資金(条件変更改善)」保証制度について
今迄はコロナに振り回されていたが、今では以前の様な動きとは違ってきているのが現状ではないでしょうか?
しかしまた新たな問題(継続的な問題が拡大)が発生しているのも事実ではないでしょうか?それは、人手不足、人件費の高騰、原材料の高騰、光熱費の高騰、燃料費の高騰です。そしてもっとも大きな問題が、据置期間が終了し返済が開始されたコロナ融資の返済負担の増加ではないですか?
今回は条件変更中の方に絞ってお話しさせていただきます。そもそも『条件変更中の費用負担』を、どの様にお考えですか?
銀行融資の条件変更を行う事で良い点も多々ありますが、条件変更手数料、保証協会の条件変更の保証料、契約書の印紙代、契約に必要な印鑑証明の取得費用、金利負担等、本来は必要ない費用が発生している事を皆様はどの様にお考えですか?この費用に麻痺されていませんか?
現場で1円の削減を行うために色々な努力がされています。1円を儲けるために色々な工夫がされています。しかしこの条件変更にかかる費用はどうですか?
返済が出来ないのだから『あたりまえ?』この『あたりまえを少しずつ変えていきませんか?』つまり正常化に戻すことを考えてはどうですか?(但し誰でも出来るものではなく、最低限事業において利益が確保できている事が条件にはなります。)
利益が出ていない方は先ずは利益の出る方法を一緒に考えてみませんか?
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サポート資金(条件変更改善)について
利益が出ていても返済期間5年、7年、10年では無理だと思ってみえる方はいませんか?では15年ならどうですか?
実は下記の様な制度があります。私は名古屋オフィス所属ですので愛知県信用保証協会の『サポート資金(条件変更改善)』について御説明させていただきます。(保証協会様よっては名称が異なります。)
サポート資金(条件変更改善)とは、信用保証協会の保証付融資について返済条件の緩和を受けている中小企業を対象とする保証制度になります。業況悪化や資金繰り難からリスケジュール(条件変更緩和)してもらい、経営改善している中小企業は少なくありません。しかし、リスケジュール中では追加融資が難しいのも事実です。
そこで、経営者に経営改善の意欲はあるものの、リスケジュール(返済条件緩和)を受けていることで融資を受けることに支障をきたしている中小企業が、複数の借入金を一本化することで毎月の返済負担を軽減し、資金繰りの安定化を図ることができるのがこの保証制度になります。(追加融資分も含めての借換えも可能。)
信用保証協会の保証を受けて融資を受けている方も多く、資金繰りの問題から、保証協会付融資の返済額を軽減してもらっている方も多いのではと思います。
この制度は、
- それでも返済が苦しい
- 返済額を減らしてもらっているが、今後は経営改善が大いに見込まれるため前向きな追加資金が必要
という方への制度になります。
サポート資金(条件変更改善)の概要
それではサポート資金(条件変更改善)の概要についてお話させていただきます。
対象者
返済条件の緩和を行っている信用保証協会の保証付き既往借入金を借り換え、かつ金融機関及び認定経営革新等支援機関の支援を受けつつ、自ら事業計画の策定並びに計画の実行及び進捗の報告を行う中小企業者
融資限度額
2億8000万円
資金使途
事業計画の実施に必要な設備資金及び運転資金。(保証付きの既往借入金の返済資金のほか、事業計画の内容に応じて、当該返済資金以外の事業資金(以下「新規資金」という。)を含めることができる。)
融資期間及び利率について
運転・設備
1年超10年以内 年1.5%
10年超13年以内 年1.6%
13年超15年以内 年1.7%
返済方法
据置1年以内の分割返済。
ただし、新規資金を含む場合は、据置2年以内の分割返済
担保について
原則として要しない。ただし、保証協会の無担保保証限度額を超過する場合を除く。
保証人
原則として法人代表者以外の連帯保証は要しない。
保証料
年 0.40%~1.83%
推薦機関
県内商工会議所及び商工会
申込先について
取扱金融機関の県内各店舗
必要書類
・状況説明書
・事業計画書(申込人が策定したもの)
・認定経営革新等支援機関による支援内容を記載した書面(事業計画書に記載されている場合は不要)
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