頼りになる銀行員が言わない言葉!銀行担当者との会話で合わないがわかる!
「あの時の銀行の担当者がね、、、」中小企業の歴史を尋ねていけば、大抵このセリフが登場します。
経営者と銀行員との交わりは、銀行員に転勤があるためなかなか長期間とはなりませんが、経営者にとっては印象的な融資担当者との関わりは、長く長く記憶されるものです。
銀行員の良し悪しは分かる
- 「あの時に融資を出してくれた担当・支店長のおかげで今がある」
- 「いやな質問ばかりされて本当に腹がたったけれども、あの人の指摘は正しかった」
やっぱり、中小企業経営者と銀行員の関係性というのは有効に機能すれば、とても素晴らしいものです。しかし、どうしても反対の出来事も発生します。あまりにも頼りにならない銀行員だって残念ながらいるものです。
頼りになる銀行員が言わない言葉
第一印象で人の良し悪しを図る側面があるにせよ、しばらく経って分かる良さだってあります。
それを期待し過ぎて結局ナアナアになってしまってもいざという時困ってしまうのですが、日常の銀行員との会話の中で頼りになる銀行員が安易に言わない言葉はあります。
それは、面倒な事務手続きや、難解な融資判断において説明や理由付けが「本部が、、、」「事務手続きが、、、」「保証協会が、、、」のみであるかどうか、です。
例1
煩雑な事務手続き時に「本部指示で記入・処理をお願いしなくてはいけないのですがこの確認をすることで、本人以外の方が◯◯すると◯◯できてしまうのを防ぐことができるのでご協力をおねがいします」
例2
保証協会の保証否決時に「保証協会から否決された要因は◯◯と思われるので、その解消をしてからもう一度申し込みしましょうか」
という具合で、真っ当な銀行員は「本部が」「協会が」のみでの説明をしません。それらが最終的な判断ではあっても、自身の見解を付け足し、単純に人のせいにはしません。
自分だけでは決められない、という言い訳
悪い言い訳をしてしまう銀行員の心情としては自分が決めたわけではない、自分にそもそも決裁権限がないといったものを聞きます。確かにその通りなのでしょうけれども、
- そもそも赤の他人に融資をする、という与信行為は大変な決断を伴うものであり、一人の判断でしてよいわけがない、という融資に対するプライド
- 自分が了解すれば融資がでるわけではないが「自分が了解して申請しなければ、100%融資がでない」という自分に対するプライド
- 取引先企業に対して、資金の移動や供給を司る窓口であるという責任に対するプライド
が抜けてしまっています。自身の見解・判断がなく他者に責任を押し付けてしまう言動しかできない担当者は、経営者からみれば「あなたは判断をせず、御用聞きのスピーカーになっているだけ」と見えるわけですね。
私は、銀行員の方への研修等をさせていただく際には必ずこの点に触れ、どうかこんな言い訳で経営者を失望させないで欲しい、とお願いしています。
融資は会社間の取引とはいえ、人間の行うものですからできるだけいい担当者を見出し、その方との親交を持ちたいものです。
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