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鉄鋼業の今後のあり方や鉄鋼業でない事業をする場合、何があるかというご相談

ある金融機関から鉄鋼業の社長をご紹介いただき、先般訪問してきました。そこでのお悩みは、これまでと同じような仕事をしていれば、最後には仕事がなくなり、会社をたたまないといけない、という危機感を持ったお話でした。

 

その社長は二代目で、先代の時はとても業績はよかったようですが、時代と共に衰退に向かっていました。そこで、鉄鋼業の今後のあり方や仮に鉄鋼業でない事業をすると考えた場合、何があるかというご相談です。

 

以下は、私と社長とのやり取りです。

 

私 「社長は何がしたいですか?」

 

社長「できればこれまでの鉄鋼業を引き続きやりたいが、
   それは難しいので、FC加盟で何かいいものはないかと
   探している。何かいいものはないですか?」

 

私 「いいものはないですよ。社長がやりたいことをしないと、

   何をしてもうまくいきません。

   改めて社長がしたいことを探しませんか?」

 

 

このような会話をするかしないかは別にして、社長の頭の中をよぎる内容だと思います。

 

つまり、将来に対する漠然とした経営不安です。

 

また、その不安を払拭するにはどのようにしたらいいのかがわからず、迷走してしまうのです。

 

確かにしっかり将来について考えたからと言って、1時間後に明快な答えは出ません。しかし、ここに真剣に早く着手することが、今一番大切なときではないでしょうか。

 

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この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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