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環境分析である「5F分析」について

本日は、環境分析である5F分析をご紹介します。その目的は、自社の収益にどのように影響するか5つの脅威から検証することで、業界の収益構造を明らかにするとともに、自社の競争優位性を探ることです。

 

項目は、以下の5つです。

1.新規参入の脅威

市場規模、参入障壁、参入阻止

2.既存競合他社の脅威

業界全体の規模や成長率、競合相手数、マーケットシェア

3.代替品の脅威

代替品は何か、質的な違いやコストの差、代替品への対処

4.売り手の脅威

売り手業界の企業数、供給品の差別化、自社の重要性

5.買い手の脅威

寡占度合い、製品の差別化、適切な価格設定

 

 

上記のなかで私が特に気にしている項目は、代替品の脅威です。

 

代替品は、自社の製品やサービスに代わる価値ある製品やサービスになりますが、同業他社のそれとは異なり、自社のおかれている業界の外から投入される代替品への脅威を指します。

 

自社の製品やサービスと代替品との質的な違いやコストの差、代替品へ乗り換える手間やコストなどを分析します。この脅威は、自社だけでなく自社のおかれている業界全体への脅威となります。

 

しかし、どれが代替品にあたるか気づきにくく、それ自体を見過ごしてしまい、対応が遅れることもあります。コロナ禍で生活様式は一変しましたので、とても脅威です。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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