税理士連携短期継続保証について
税理士連携短期継続保証についてお話させていただきます。
私は名古屋オフィスのコンサルタントでありますので愛知県信用保証協会の保証制度に基づきお話をさせていただきますが、他地域の保証協会様にも同制度はありますので詳細の確認は必ずお取引をしている保証協会様にて確認をお願い致します。
この制度は最長5年間、決算期ごとの借換(継続)が可能であり、資金繰りの安定を図る事ができる商品になります。
対象となる方
次の全ての要件を満たす会社または医療法人
1.取扱金融機関との与信取引が1年以上あるかた
2.本協会と覚書を締結した税理士会に所属する税理士または税理士法人)が月次管理を行い、税理士等から「税理士連携短期継続保証(税理士短継)に係る推薦書兼決算概要報告書」の提出があるかた
3.直近決算において経常利益を計上しているかた
4.直近決算において債務超過でないかた
5.返済条件の緩和を行っている既存の信用保証付き融資残高がないかた
融資限度額
3,000万円
資金使途
運転資金
融資期間
1年以内
終期は、税務署への確定決算の申告期限から原則3か月以内とし、最大4回まで借換え(継続)が可能。5年を経過する時点で、本保証を利用した借換えを希望し、要件を満たす場合は引き続き本保証で借換えすることができます。
貸付利率
取扱金融機関の所定の利率ただし、愛知県一般事業資金融資制度を兼ねる取扱いは、愛知県融資制度要綱の定めるところによります。
貸付形式
手形貸付
返済方法
一括返済
担保
原則として不要
連帯保証人
原則として法人代表者以外不要
本制度にかかる必要書類
税理士連携短期継続保証(税理士短継)に係る推薦書兼決算概要報告書
保証申込先
取扱金融機関
その他
本制度には保証料が必要となります。
まとめ
なぜ今回このお話をさせていただいたのかをご説明させていただきます。
あなたは『短期継続融資』という言葉をご存じですか?
短期継続融資とは企業が事業を継続するうえで必要となる「正常な運転資金」を融通するための融資で、期日一括返済を条件とした契約期間が1年以内の短期融資のことです。
期日到来時に手形貸付等の書き替えで融資をつなぎ、返済期限を延長する。 企業は事業を継続している限り借入金を返済せず、金利だけを支払えばよいというものです。
よく似ていますよね?
実際に業績良好な先で『短期継続融資』にチャレンジしてみました。しかし非常にハードルが高い? 金融機関様の考えが少し違う? と感じました。
であるならば、金融機関様が最も好む?保証協会付融資ならば可能性があるかも・・・そして最終的にプロパー融資として『短期継続融資』へと進めていくのもありかと思いお話しさせていただきました。
最近倒産のニュースを凄く目にします。今までに経験した事がないような時代の到来か?業績が悪くなってから考えるのではなく、いい時だからこそ考えてみてはいかがでしょうか?
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