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事業再構築補助金 最終回(第8回)へ万全のご準備を

2021年(令和3年)3月から開始された「事業再構築補助金」事業も、1年半を過ぎ現在、第7回目(締切り9月30日)の応募を受付中です。そもそも、この補助金事業はいつまで実施されるのでしょうか。

 

昨年末に経済産業省省から、令和3年12月21日まで第4回公募を実施中。その後、令和4年1月から第5回公募を開始し、令和4年にさらに3回程度(第8回程度まで)の実施を予定しているとアナウンスされています。

 

「令和5年度概算要求」(経済産業省2022年8月31日)の中では、成長分野等への挑戦に向けた投資の促進(補正等)事業再構築補助金【7,123億円(令和3年度補正+令和4年度予備費)】との記載があります。

 

以上より、事業再構築補助金は、第8回で終了する可能性が大きいと考えます。あるいは、現在の物価高騰の危機対応に形を変え、新たな補助金事業が始まるかもしれません。

 

今回、第8回について予想します。但し、あくまでも公募実施見込みとご認識下さい。

 

令和二年度第三次補正・令和三年度補正・令和四年度予備費

事業再構築補助金(第8回見込み)

公募開始:2022年10月上旬前後

応募締切:2022年12月下旬

 

事業再構築補助金には、通常枠・大規模賃金引上枠・回復再生応援枠・最低賃金枠・最低賃金枠・グリーン成長枠・原油価格、物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠)の8つの事業類型があります。

 

このうち、第7回から新設された、原油価格、物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠)について紹介します。

原油価格、物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠)

新型コロナの影響を受けつつ、加えてウクライナ情勢の緊迫化等による 原油価格・物価高騰等の経済環境の変化の影響により業況が厳しい中小企業等が行う、新型コロナをはじめとする感染症の流行など、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応した、危機に強い事業への事業再構築の取組みについて、エビデンスを提出し、計画書内でも説明できれば加点項目となり、優先的に支援します。

 

(第7回の実績)

補助金額:従業員数に応じて100万円~4,000万円

補助率:3/4(基本)

 

緊急対策枠で不採択となった際に、通常枠での再審査が可能コロナの完全終息も見えず、更に足元の原油・原材料等価格の高騰、円安の悪影響等により、業績が悪化している中小企業も多いと存じます。

 

最後のチャンスと思われる第8回に向け、御社に見合った8つの事業類型を選択し、チャレンジされてはいかがでしょうか。締切り(12月下旬見込み)は未だ3ヶ月も先と思わず、正式な公募開始も待たずに、温めている新事業は、じっくり時間を掛けて具現化した計画とすることが、採択への近道と考えます。

 

弊社は、認定経営革新等支援機関であり、取り組みを検討されている社長様、もう少し詳細を知りたいと思われる社長様のご相談を受け付けています。まずは、下記バナーの「再構築補助金WEB相談会」をご利用ください。

この記事の著者

  • 中島英一郎

    法政大学卒。中小不動産業在籍時に、弊社の財務アドバイスに”感銘”を受け、平成20年コンサルタントに転出。中小企業の財務管理や事業計画の策定、および実践的な事業再生を手がけて来た。事業再生セミナー「18個の事例に学ぶ 厳しい企業が倒産回避・再生するための18個のヒント」や相談会を開催。

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