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自社の利益の最大化する4つの定義

中小企業の経営の目的は、いろいろあると思いますが、市場を動かすという言葉を中心に置いた場合、「顧客が対価を払ってもよいと思える価値を効率的に提供し、顧客ニーズを満たし、顧客満足を継続しながら、自社の利益を最大化していくこと」と、ここでは定義します。

 

そのためには何が必要なのでしょうか?それは、以下の4つを明確にすることです。

 

  1. 顧客は誰か?
  2. 顧客が求めているもの(ニーズ・ウオンツ)は何か?
  3. 自社はどのような価値を顧客に提供すべき(できる)か?
  4. KBF(Key Buying Factor 購買決定要因)は何か?

 

ここで2について補足します。顧客の欲求には、ニーズとウオンツがあります。

 

ニーズとは、満たされない状態です。ウオンツとは、具体的なサービスへの欲求です。

 

例を挙げるなら、ニーズとしては、暑い夏に長期間、食べ物を安全に保存したいという気持ちです。

 

ウオンツとしては、冷蔵庫となります。

 

ウオンツが明らかになったとしても、中小企業はそれで満足してはいけません。さらにそこから、どのような価値提案が可能かを深く考えていくことが大切です。そうしななければ、新たな発想の別の商品やサービスが出たとき、代替される可能性があります。

 

営業マンに「顧客ニーズをしっかりと拾ってこい」とハッパをかける営業部長の声を聞きますが、本当のニーズを拾えているのか、それはウオンツではないのか、を改めてご確認いただければと思います。

 

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この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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