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急に必要な「お金」を銀行から借りるには

あなたは、面倒なことかもしれませんが、大切な行動をおざなりにしていませんか。それは、目先だけのことではなく、将来を見据えた地道な行動を継続することです。

突然お金を貸してと言われても

私のある顧問先は、金融機関取引数が政府系も含めて7行あるのですが、毎月欠かさず、前月分の試算表や資金繰り表などを提出しています。もう何年も継続しています。

 

当然、中小企業側にも金融機関側にもそれぞれその日の都合がありますので、しっかりとその資料について対話ができるときもあれば、資料の提出のみの場合もあります。

 

さてあなたは、このような関係性をどのように感じましたか。

 

毎月提出とは、とても時間がなく大変だ。何年も継続することは、とても大変だ。試算表がタイムリーに作成できていないので、とても無理だ。資金繰り表は作成していないので、とても無理だ。そもそもその行為に何の意味があるのか、分からない。金融機関に細かい経営状況を見せる必要はない。。

 

もし、上記のように感じた方は、無借金企業を除けばとても危険です。

 

それはなぜか。

 

今後、どこかのタイミングで金融機関から融資を受けたいと思っているなら、融資が必要なとき、融資が必要でないときを問わず、関係性を保つべきだからです。

 

よく聞かれるのが、

 

「月末の資金が足りないので融資を申し込んだが、断られた」と言われます。

 

それまで、金融機関との会話は何カ月も無く、資金の不足月と金融機関への融資依頼月が同じ、場合によっては、融資依頼日から数日後の融資実行を希望されています。

 

それは、そもそも無理です。

 

私はこのように例えます。

 

「高校時代の同級生が、卒業以来一度も会ってないのに、数年後にある日突然現れて、お金を貸して欲しい」と言われた場合、

 

あなたはお金を貸しますか、ということです。

 

逆に、ほぼ毎週会っていて、人柄も十分に分かっている人から、同じようなお願いをされたとき、まったく違った対応をすることでしょう。先ずは、親身になって相談にのることと思います。

 

金融機関で働く人も人間です。このような関係づくりを積極的に行ってください。

 

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この記事の著者

  • 今野 洋之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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