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赤字会社を買収して節税する方法とは?

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赤字会社を買収して節税できる?

「赤字会社を買収して、節税ができます」こんな話を耳にしたことはありませんか?

 

なぜ、赤字会社を買収することで節税ができるのでしょうか。それは、その買収した会社の繰越欠損金を節税に利用するからです。

 

赤字損失は繰越欠損金として翌年から7年間の黒字と通算することができ、これを利用して赤字会社を買収した後、好調な事業を移して赤字会社の繰越欠損金と通算し、自社の黒字を抑え節税する。

 

買収による節税の仕組みはこのようになっています。

節税のために赤字会社を買収する際の注意点

ただし、単純に赤字企業を買収すれば節税できるわけではありません。買収による節税には制限があります。節税のために赤字会社を買収する際には、繰越欠損金の消滅に注意しなければなりません。

 

行き過ぎた買収による節税を防ぐため、会社の50%を超える株式を売買した後、次に一つでも該当すると繰越欠損金が消滅してしまいます。

 

  1. 休眠会社で、新規に事業を開始した場合。
  2. 以前の事業を止め、旧事業の売上等の約5倍を越える資金を新規事業で借り入れた場合。
  3. 株の50%超を保有する個人や関連会社が旧事業の約5倍を超える資金を借り入れた場合。(その債権を債務免除、または現物出資が見込まれる場合は除く)
  4. 上記1から3において、赤字会社を被合併会社とする適格合併を行う、または赤字会社の残余財産が確定した場合。
  5. 赤字会社の役員がすべて退任、かつ社員の20%以上が退職し、新事業が旧事業規模の約5倍を超える場合。

 

ではもう赤字会社の買収では節税ができないのかといえばそうではなく、元の事業を活用するなど、これらの条件に当たらなければ買収による節税は可能です。もし買収による節税を考える場合、この方法で買収による節税が可能かどうか、専門家を交えてチェックする必要があります。

 

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