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M&Aに投資判断基準を設けておく理由とは?

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M&Aを成功させる投資判断基準

みなさまはM&Aを成功させるためには、投資判断基準を設けることが重要なのをご存知でしょうか?

 

投資判断基準とは、株式や設備といった資産への投資判断をするときに、「どこまで投資するか」を社内で定めた基準のことです。

 

M&Aも会社を取得するという投資の一つですので、この基準をM&Aを行う際にも適用することができます。

 

では、なぜM&Aを成功させるには投資判断基準が重要となるのでしょうか。

 

まず投資判断基準を設けることで、M&Aにおける判断の理由が明確になる点があります。

 

M&Aにおける失敗でよく耳にするのが、投資判断を誤り実際の企業価値以上の金額でM&Aを行ってしまった、というものです。

 

これは、買いたい企業に対してM&Aの交渉をしていると、「早くしないと他社に買われてしまうのではないか」「今を逃すと次はないかもしれない」といった感情で、ついつい冷静な判断ができなくなります。

 

ここで投資判断基準を事前に設けておくと、常にこのM&Aは基準をクリアしているかを客観的に判断することができ、失敗するリスクを減らすことができるのです。

 

そしてもう一つに、投資判断基準をもとにM&A後の評価を行いやすい点があります。

 

投資判断基準を設けるにあたり、改善したい業績を数値化しておくことで、M&Aの成果を明確に確認することができ、成否をはっきりさせることができるのです。

 

また、投資判断基準をデータ化し、今後のM&Aを成功させる投資判断の参考とすることもできます。

 

このように、投資判断基準を設けることは、M&Aを成功させる上で非常に重要なのです。

 M&Aにおける投資判断基準の定め方

それでは、M&Aにおける投資判断基準はどのように定めればよいのでしょうか。

 

基本的に投資は「投資した額が何年後に回収できるか」を基準として判断されます。

 

基準値は企業ごとに異なるため一概ではありませんが、早ければ早いに越したことはありません。

 

しかし、M&Aの投資判断において重要なのは「それぞれの企業が単独で経営するよりも統合した方が業績が上がるかどうか」、つまりシナジー効果があるかどうかです。

 

M&Aの投資判断基準を定めるときにはこのシナジー効果を加味した上で基準を定め、判断する必要があるのです。

 

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