経営戦略としてM&Aを効率的に進めるためのポイントとは?
- M&A全般
経営戦略としてのM&A
会社が将来どのように運営されるべきか、重要な指針となる経営戦略。
その経営戦略において、最近はM&Aが重要であると耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
M&Aを使った経営戦略として、M&Aによる新規事業の開拓や多角化といった規模拡大、M&Aによる既存事業への補完とシナジー、M&Aによる不採算事業の売却などが行われます。
グローバル化やIT化が進み、スピードのある経営戦略が必要となる昨今において、M&Aは無くてはならない存在です。
特にM&Aによって年月のかかる技術や人材、ノウハウが確保できることは、経営戦略に大きな影響を与えます。
しかしながら、「M&Aを行なえば良い経営戦略ができる」と勘違いしている人も少なくありません。
経営戦略に有利だからと闇雲にM&Aを進めることは、効率が悪いだけでなく逆に経営に悪影響を及ぼす場合もあります。
では、経営戦略としてM&Aを進めるにあたって重要なポイントとは、一体どのようなものでしょうか。
M&Aを経営戦略として効率的に進めるポイント
M&Aを経営戦略として効率的に進めるポイントは「取捨選択」と「集中」です。
1つ目の「取捨選択」は、
その会社の中心となるコア事業を見極めると同時に、それ以外のノンコア事業について重要性を精査することです。
これにより、M&Aによる事業拡大の方針や、M&Aによるノンコア事業の売却といった経営戦略を行うことができます。
2つ目の「集中」は、
有限である経営投資を選択したコア事業に集中させることです。
これにより、M&Aによるコア事業の強化や、コア事業へのシナジーを狙った事業へのM&Aなどといった経営戦略を行うことができます。
このような点を重視したM&Aを計画的に用いる経営戦略を進めることで、効果的・効率的に業績を拡大することが可能となるのです。