創業時のM&A|事業安定化のためのM&A活用術とは?
- M&A全般
M&Aを活用した創業とそのメリット
みなさんは「創業時のM&A」についてご存知でしょうか?
「えっ、創業時にM&Aなんてできるの?」と驚く方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、現在M&Aを行なっている企業の多くは、創業期・成長期を過ぎた、現事業の拡大や新事業の開拓を目的としている成熟期の企業がほとんどです。
しかしながら、M&Aの持つメリットの多くは、会社の創業時にも活かすことができます。
M&Aを行うことで、創業時の企業が持たない顧客や人材、技術といったものを、創業時から手に入れることができ、まさに「創業を省略する」ことができるのです。
同時に、創業時に手に入れるには難しい許認可や資格も、M&Aによりその習得の手間を省くことができます。
これらは創業時において非常に重要な「時間」をM&Aにより買うことができると考えることができます。
さらに創業において問題となる創業時の収入についても、M&Aであれば一定の収入を見込めるといったメリットもあります。
創業時にM&Aを活用するためには
では、なぜ創業時のM&Aが一般的ではないかといえば、それは初期費用が大きくなるためです。
少額から可能な創業とは異なり、M&Aにより会社を買収するためには資金が必要となります。
また創業時には多額の銀行融資を受けることも困難です。
そのため、創業時にM&Aを活用するためには、赤字企業や後継者不足といった取引額の低いM&Aを行ないます。
赤字企業などの中には業績が不振であっても、ある条件を改善することで業績を回復できる企業もあります。
そのような企業を改善して創業することで、小さな初期費用で創業からスピード成長させることも可能なのです。
創業時のM&Aに最適な相手を見極めるのは難しいことです。
そのためには、このような創業時のM&Aに強い専門会社を選択して相談することが重要となります。