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会社買収の際に注意したい2つのこと

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会社買収の注意点とは?

もし、自社にとって魅力的な会社から会社買収の打診をされたとしたら…

 

二つ返事で了承したくなりますが、その前に「その会社を買収しても大丈夫か」を見極める必要があります。

 

その会社の経営状況や今後の経営プランは当然ですが、会社買収の注意点はそれだけではありません。

 

見落としがちな会社買収の注意点が二つあります。

 

会社買収の注意点、一つ目「簿外債務がないかどうか」です。

 

簿外債務とは帳簿や決算書に計上されていない負債のことで、金融業者以外の業者や個人からの借入金、会社の連帯保証、未納税金などです。

 

計上されていなくても実際は支払う必要があるものなので、知らずに会社を買収すると大変なことになりかねません。

 

会社買収の際には帳簿上の負債についてはもちろん、隠されている負債がないか注意しなければなりません。

 

会社買収の注意点、二つ目「社員の継承ができるか」です。

 

まず、会社買収により経営者が変わっても問題なく経営ができる社内システムであるかを確認します。また会社買収によって有能な人材が流出しないかどうか注意する必要があります。

 

会社を動かすのは社員などの人材です。人材が流出してしまうと、ノウハウや得意先の流出につながり、会社買収をしても効果が得られません。

 

会社を譲り受ける際の社員への待遇には、特に注意しなければなりません。

繰越欠損金を使う場合にも注意

赤字会社を買収した際に繰越欠損金を使った資金繰りを考えている場合にも、注意点があります。

 

例えば、社員の20%以上が退職すると繰越欠損金は消滅しますが、人材流出により意図せずこれに当たることがあります。

 

この場合、株の売買ではなく事業譲渡などによる会社買収が有利なときもあります。

 

事業が魅力的な会社の買収でも、これら会社買収の注意点をきちんと確認してからすすめなければなりません。

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