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企業買収の手法であるTOBとはどのようなものでしょうか?

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「TOB」はどのような企業買収の手法か

最近では、テレビや新聞でも企業買収についてのニュースがよく取り上げられるようになりました。その中で、「TOB」という企業買収の手法を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

 

TOBとは「Take Over Bid」の略で、「株式公開買付け」と呼ばれる企業買収の手法です。

 

これは、買い手となる投資家がある株式会社の株式等を、買付け期間や買取数、価格を公表して、市場を通さずに株式を売買するものです。

 

このとき、TOBでは市場価格よりも高く設定することで多くの株主から株式を買付けます。では、このTOBは誰がどのような目的で行なう企業買収の手法なのでしょうか?

 

TOBを行なうメリットとして最も重要なのが、一定の価格で短期間に大量の株式を購入できることです。

 

市場を通さずに買付けることで、TOBは供給バランスによって市場の株価が上昇することで負うリスクを回避することができます。

 

そのためTOBは多くの場合、対象企業の株式の過半数を得ることで経営権を獲得し、企業買収を目指す投資家によって行なわれます。

 

特に、対象企業の同意を得ないで行なわれる、敵対的企業買収の手法としてTOBが用いられるのです。

経営権保護のための友好的TOB

このように敵対的企業買収の手法として用いられることの多いTOBですが、同様に、買収されたくない企業が経営権を守るためにTOBを行ない、市場に流通する自社株を集めるという場合にも用いられます。

 

このような性格の違いを、敵対的TOBに対し、友好的TOBと呼ぶこともあります。

 

会社を信用・信頼できる会社に保有してもらうことで、経営の安定化を実現できるメリットがあります。

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