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CFO代行とは?費用相場からメリット・活用事例まで完全解説【2024年版】

CFO代行とは?費用相場からメリット・活用事例まで完全解説【2024年版】

 

CFO代行とは何か

近年、企業の経営環境が急速に変化する中、財務管理の重要性はますます高まっています。特に中小企業やスタートアップ企業にとって、専任のCFO(最高財務責任者)を置くことは人件費の面で大きな負担となります。このような課題を解決するサービスとして注目を集めているのが「CFO代行サービス」です。

 

本記事では、CFO代行サービスの基本的な概要から、具体的なメリット、選び方のポイントまで、経営者の皆様に役立つ情報を徹底的に解説していきます。専門的な内容もできるだけわかりやすく説明しておりますので、CFO代行の導入をご検討の方は、ぜひ最後までお読みください。

CFOとは何か

CFOは「Chief Financial Officer」の略称で、企業の財務責任者を指します。企業の資金調達、財務戦略の立案、経営判断のサポートなど、企業の財務に関する全ての責任を担う重要なポジションです。

 

大企業ではCFOは経営陣の一員として、CEOと共に重要な意思決定を行う立場にあります。企業の持続的な成長と安定した経営を実現するためには、財務の専門家であるCFOの存在が必要不可欠となっています。

CFOの業務内容

CFOは財務に関する幅広い業務を担当します。主な業務内容として、財務戦略の立案と実行、資金調達、予算管理、財務分析、リスク管理などがあります。

 

具体的な業務として以下のような役割を担います。まず、決算書類の作成と分析を行い、企業の財務状況を正確に把握します。次に、経営戦略に基づいた資金計画を立案し、必要な資金調達を行います。さらに、投資判断や財務リスクの管理も重要な役割です。

 

また、株主や投資家との関係構築、金融機関との交渉、税務戦略の立案なども重要な業務となります。近年では、事業のデジタル化に伴う投資判断やM&A(企業の合併・買収)における財務デューデリジェンスなども、CFOに求められる重要な役割となっています。

 

このように、CFOの業務は多岐にわたり、高度な専門知識と豊富な経験が必要とされます。しかし、すべての企業が専任のCFOを置くことは現実的ではありません。そのため、CFO代行サービスを活用することで、必要な時に必要な専門知識を得られる柔軟な体制を構築することができます。

CFO代行サービスのメリット

経営者の皆様が抱える財務的な課題を解決するために、CFO代行サービスの活用をご検討されてはいかがでしょうか。以下では、具体的なメリットについてご説明いたします。

コスト削減効果

CFO代行サービスの最大のメリットは、専任のCFOを雇用するよりも大幅なコスト削減が可能な点です。一般的に、正社員としてCFOを雇用する場合、年間給与、賞与、社会保険料、その他の福利厚生費用など、総額で2,000万円以上のコストが必要となることも珍しくありません。

 

一方、CFO代行サービスは必要な時に必要な分だけ利用できるため、月額30万円から100万円程度で高度な財務管理機能を導入することができます。特に成長過程にある中小企業やスタートアップにとって、この柔軟なコスト構造は大きな魅力となっています。

専門的な知識の活用

CFO代行サービスを提供する専門家は、多くの企業での実務経験を持ち、最新の財務知識や会計制度に精通しています。この豊富な経験と専門知識を活用することで、自社だけでは得られない価値ある知見を獲得できます。

 

例えば、資金調達の場面では、従来の銀行融資だけでなく、新しい金融商品や資金調達手法の提案を受けることができます。また、経理業務の効率化や内部統制の構築、財務リスク管理など、専門的なアドバイスを得ることで、企業の財務基盤を強化することができます

経営戦略の支援

CFO代行は単なる財務管理の支援にとどまりません。経営者の良きパートナーとして、財務の視点から経営戦略の立案や意思決定をサポートします。具体的には、事業計画の策定、投資判断、事業再生計画の立案など、経営の重要な局面で専門的な見地からアドバイスを提供します。

 

また、定期的な経営分析レポートの提供や、経営会議への参加を通じて、経営課題の早期発見と解決策の提案も行います。これにより、経営者はより確かな判断基準を持って意思決定を行うことができます。

 

さらに、企業の成長フェーズに応じて、IPO(株式上場)準備や、M&A対応など、高度な財務戦略が必要となる場面でも、豊富な経験に基づいたサポートを受けることができます。このように、CFO代行サービスは、企業の持続的な成長を支える重要なビジネスパートナーとしての役割を果たします。

 

このようなCFO代行サービスの導入をご検討されている経営者様には、まずは財務コンサルタントとの相談をお勧めいたします。それぞれの企業様の状況に応じて、最適なサービス内容や導入方法をご提案させていただきます。

 

エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。CFOを探している、スムーズな資金調達したい、資金繰りで悩みたくないなどの財務でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。

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CFO代行を利用する際の注意点

CFO代行サービスを導入する際には、いくつかの重要な注意点があります。企業の財務管理を任せる重要なポジションだからこそ、慎重な検討が必要です。以下では、主要な注意点についてご説明いたします。

選定基準と信頼性

CFO代行サービスを選ぶ際の最も重要な基準は、そのサービス提供企業の実績と信頼性です。具体的には、過去の支援実績、担当者の経歴、資格保有状況、顧客企業からの評価などを総合的に確認する必要があります。

 

特に注目すべき点として、支援実績については同業種・同規模の企業での経験が豊富かどうかを確認することが重要です。また、担当者の経歴においては、実際の企業でのCFO経験や、財務・会計の専門資格の有無なども重要な判断材料となります。

 

加えて、サービス提供企業の財務状況や経営体制も確認すべきポイントです。長期的なパートナーシップを築くためには、サービス提供企業自体の安定性も重要な要素となります。

契約内容の確認

契約内容の詳細な確認は、後々のトラブルを防ぐために極めて重要です。特に注意が必要な点として、サービスの範囲、報酬体系、機密情報の取り扱い、契約期間、解約条件などが挙げられます。

 

具体的なサービス内容については、以下の項目を明確にしておく必要があります。

 

まず、月間の訪問回数や連絡手段、レポートの提出頻度などの基本的なサービス内容を確認します。次に、緊急時の対応方法や追加料金が発生する条件なども、事前に明確にしておくことが重要です。

 

また、CFOは企業の機密情報を扱う立場にあるため、守秘義務や情報管理に関する取り決めを契約書に明記することも必要不可欠です。特に、競合他社との取引制限や、契約終了後の情報取り扱いについても確認しておくべきでしょう。

 

契約期間については、まずは短期間での契約から始め、サービスの品質や相性を確認した上で、長期契約に移行することをお勧めします。また、万が一の場合に備えて、契約解除の条件や手続きについても明確に理解しておく必要があります。

 

これらの注意点を十分に確認し、慎重に検討することで、より良いCFO代行サービスの導入が実現できます。経営者の皆様には、これらのポイントを参考に、自社に最適なCFO代行サービスを選定していただければと思います。

それぞれのCFO代行の特徴

CFO代行サービスには様々な形態があり、企業のニーズや規模に応じて最適なサービスを選択することが重要です。ここでは、各サービスの特徴と選択のポイントについて解説いたします。

非常勤CFOとは

非常勤CFOは、週に1〜2回程度企業に訪問し、財務戦略の立案や経営会議への参加を行う形態です。常勤のCFOと比べて柔軟な勤務形態を取ることができ、コストを抑えながら専門的なサービスを受けることが可能です。

 

この形態は、成長期の中小企業や、財務体制の強化を図りたいスタートアップ企業に特に適しています。経営会議への定期的な参加により、継続的な財務アドバイスを受けられる点が大きな特徴です。

社外CFOサービスの種類と特徴

社外CFOサービスには、大きく分けて「顧問型」「プロジェクト型」「チーム型」の3つの形態があります。顧問型は月額固定で定期的なサポートを受けられ、プロジェクト型は資金調達やM&Aなど特定の案件に対応し、チーム型は複数の専門家によるサポートを受けることができます。

 

顧問型は月次の経営分析や定期的な財務アドバイスが中心となり、プロジェクト型は期間限定で集中的なサポートを受けられます。一方、チーム型は経理、税務、法務など、複数の専門家による総合的なサポートを得られる点が特徴です。

CFOの報酬相場

CFO代行の報酬は、サービスの形態や企業規模によって大きく異なります。一般的な相場として、顧問型の場合は月額30万円〜100万円程度、プロジェクト型の場合は案件の規模に応じて100万円〜1,000万円程度となっています。

 

報酬体系は、定額制、時間制、成果報酬制など様々な形態があり、企業のニーズに合わせて選択することができます。弊社エクステンドでは、段階的に支援範囲を広げていける柔軟な料金プランも用意しております。

 

非常勤CFOの場合、訪問回数や業務範囲によって料金が設定され、多くの場合、月額20万円〜50万円程度からスタートすることが可能です。また、スポット対応のような単発のコンサルティングサービスもあり、必要に応じて利用することができます。

 

企業の成長段階や経営課題に応じて、最適なCFO代行サービスは異なります。まずは、自社の現状と課題を明確にし、それに適したサービス形態を選択することが重要です。また、サービス導入の検討段階では、複数の事業者に相談し、サービス内容や料金体系を比較検討することをお勧めいたします。

 

このような選択に迷われる際は、まずは財務コンサルタントに相談することで、自社に最適なCFO代行サービスの形態を見つけることができます。

 

エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。CFOを探している、スムーズな資金調達したい、資金繰りで悩みたくないなどの財務でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。

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