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  3. > 建設業の経営再建!入札制度変更・原価管理不備・資金繰り悪化からのV字回復事例
建設業を営むA社(関西圏、年商12億円)は、先代社長の急病により長男が2代目社長に就任。公共工事の入札制度変更による受注不安定化、現場監督の高齢化と工事原価管理の不備、売上減少に伴う資金繰り悪化

お客様が抱えていた課題・要望

先代社長の急病による事業承継した建設会社は、公共工事の入札制度の変更や現場監督の高齢化などの影響で、売上の不安定化と利益管理の難航に直面。特に、工事ごとの原価管理が不十分で、利益が見えないまま経営を続けていたため、資金繰りが悪化し、借入金の返済猶予を受ける状況。

新社長は、こうした課題を解決し、売上を安定させながら、適正な利益管理を実現する方法を模索していましたが、具体的な解決策が見つからず、エクステンドに経営再建の相談。

具体的な相談内容

  • 売上の安定化
  • 工事ごとの利益把握と原価管理の強化
  • 資金繰りの改善

ご相談企業様負債状況

  • 有利子負債:6億円
  • 経常利益:500万円

ご相談企業様情報

業種

建設業(主に公共工事)

年商

12億円

業績

公共工事依存による売上不安定、資金繰り悪化

 

経営状況の問題点

  • 工事ごとの原価管理ができておらず、利益の把握が困難
  • 公共工事の落札状況により売上が左右される
  • 売上減少に伴い資金繰りが悪化、借入金返済猶予の支援を受ける状況

根本的な経営課題

  • 現場監督の管理強化(原価管理・利益の可視化)
  • 売上の安定化(下請け工事の比率増加、営業強化)
  • 資金繰りの改善(試算表の活用、収益改善)

 

エクステンドの提案

工事ごとの利益・原価を可視化し、適正な現場管理を行うことで収益改善を図る

 

提案01

工事台帳の作成と管理強化(案件別の粗利率の可視化)

工事ごとの原価管理が不十分で、利益率の把握が困難な状況でした。そこで「工事台帳」を作成し、案件ごとの収益構造を可視化の提案。

各工事の実績と予算を比較することで、無駄なコストを削減し、建設業の利益率向上につなげました。これにより、工事ごとの収支管理が強化され、資金繰りの改善にも寄与しました。

 

提案02

現場監督会議の定期開催(予実管理の仕組み導入)

工事現場ごとの進捗や利益率をリアルタイムで把握するために、「現場監督会議」を定期開催の提案。

この会議では、予算と実績(予実)を比較し、工事ごとの利益率のズレを早期に発見。経営陣が迅速に対策を講じることで、建設業の業績管理と利益最大化を実現しました。

 

提案03

インセンティブ制度の導入(現場監督の利益達成意識向上)

現場監督の意識改革を図るため、「インセンティブ制度」を導入を提案。

工事ごとの利益達成率に応じた報酬を設定し、施工管理の品質向上と建設業の収益アップを促進しました。これにより、現場の責任感が向上し、無駄なコスト削減と利益率の最適化が進みました。

 

提案04

下請け工事の売上比率向上のための営業活動強化

公共工事の入札制度変更により、元請工事の受注が不安定になっていたため、「下請け工事の売上比率を増加」させる戦略を提案。

特に、建設業ランク上位の企業への営業を強化し、安定した受注確保を目指しました。この施策により、建設業の売上安定化と収益強化に成功しました。

 

提案05

税理士と連携し試算表の迅速な作成・活用

経営改善のためには、正確な財務状況の把握が不可欠です。そこで、「試算表」を迅速に作成し、毎月の財務状況を可視化の提案。

税理士と連携し、資金繰りや利益率をリアルタイムで把握することで、建設業の経営安定化と黒字経営の実現を支援しました。

コンサルの成果

STEP01

年間1,500万円のキャッシュフロー改善

建設業における資金繰り改善のために、工事ごとの収益管理を強化し、無駄なコストを削減。さらに、利益率向上策を実施することで、年間1,500万円のキャッシュフロー改善を達成しました。

これにより、建設業の財務健全化と経営安定化が実現し、持続可能な成長の基盤を築くことができました。

STEP02

工事台帳を活用した原価管理の強化により利益の可視化に成功

「工事台帳」を導入し、案件ごとの原価管理を徹底。各工事の収益をリアルタイムで把握することで、建設業の利益管理の可視化を実現しました。

これにより、原価超過のリスクを最小限に抑え、利益率の最適化を推進。建設業の経営効率化と利益最大化に大きく貢献しました。

STEP03

下請け工事の売上比率を増加させ売上の安定化を実現

公共工事の受注が不安定だったが、「下請け工事の売上比率」を増加させる戦略を実施。建設業ランク上位の企業への営業を強化し、安定した受注獲得に成功しました。

その結果、建設業の売上安定化と継続的な収益確保が実現し、経営基盤の強化につながりました。

STEP04

現場監督会議の定期開催により利益率向上の意識が社内に浸透

工事ごとの利益率を向上させるため、「現場監督会議」を定期的に開催。各現場の収支状況をリアルタイムで共有し、問題点を早期に解決する体制を構築しました。

この仕組みにより、建設業のコスト管理と利益率改善が進み、社内全体で利益意識が高まりました。

コンサルタントの率直な感想

新社長は、事業承継後の経営課題に直面し、建設業の原価管理や利益構造の把握が困難な状況でした。しかし、工事ごとのコスト管理を徹底し、収益構造を可視化することで、利益率向上と資金繰り改善を実現。

 

現在は、さらなる営業活動の強化による売上の安定化が重要な課題となっています。今後も、建設業の経営改善と持続的な成長戦略を推進し、収益基盤の強化を図っていきます。

 

エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。経営再建したい、新たな資金調達を得たいや、返済・資金繰りが厳しいなどのお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。

 

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