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黒字事業の利益を食い潰し!飲食事業の赤字が経営全体を圧迫し、資金繰りの悪化と銀行対応の困難に直面。事業存続の危機に瀕していた。

お客様が抱えていた課題・要望

グループは、飲食店事業の赤字が経営全体を圧迫し、資金繰りの悪化に直面していました。特に、黒字の人材派遣事業やシステム開発事業の利益が赤字補填に回され、経営の健全性が損なわれていました。

銀行対応も厳しくなり、新たな融資を受けられない状況に陥っていました。さらに、代表が飲食事業に強いこだわりを持ち、撤退の判断が遅れたことも経営悪化の要因となっていました。このような状況を打破し、グループ全体の再生を図ることが急務でした。

具体的な相談内容

  • 赤字が膨らむ飲食店事業の立て直し
  • グループ全体の資金繰り改善
  • 銀行からの融資が困難な状況の打開
  • 経営判断の迅速化

ご相談企業様負債状況

  • グループ全体の借入金:5億円
  • 飲食店事業の累積赤字:数億円規模
  • 銀行からの追加融資が受けられない状況

ご相談企業様情報

業種

人材派遣・システム開発・飲食業

年商

ピーク時80億円 → 相談時30億円強 → 現在50億円近く

業績

赤字の飲食店事業が他事業の利益を圧迫し、グループ全体が債務超過3.6億円に転落

 

経営状況の問題点

  • 持ち株会社による一括資金調達が難航
  • 人材派遣事業の利益が飲食事業の赤字補填に回される
  • 飲食店事業に対する代表の過度なこだわり
  • 関係会社への転貸資金が銀行審査の障害となる

根本的な経営課題

  • 赤字事業の撤退判断が遅れ、資金流出が止まらない
  • 経営者のリーダーシップが分散し、意思決定が遅延
  • 銀行取引の悪化による資金調達の困難さ

 

エクステンドの提案

赤字の飲食店事業を売却し、黒字事業に集中することでグループ全体の経営を再建する

 

提案01

飲食店事業の売却フランチャイズコンサル事業への転換

飲食店事業の継続が経営を圧迫していたため、事業売却を決断。売却後は、フランチャイズコンサルティング事業へシフトし、既存の飲食ブランドを活用した新たな収益モデルを確立。

飲食業界のコンサルティング需要を取り込み、安定した利益を確保する戦略を採用。

 

提案02

持ち株会社の中央集権体制を復活させ、代表の経営関与を強化

経営の分散化により意思決定の遅延が発生していたため、グループの中央集権体制を再構築。代表自らが各事業の経営に深く関与し、迅速な意思決定と経営改革を推進。

経営者のリーダーシップ強化により、事業全体の方向性を統一。

 

提案03

人材派遣事業の拠点統合による経費削減と黒字化

人材派遣業界の市場分析を行い、低収益の拠点を統合。営業拠点の効率化により固定費を削減し、利益率を改善。

さらに、派遣スタッフの教育制度を強化し、企業ニーズに即した高品質な人材を提供することで、業界内での競争優位性を確立。

 

提案04

銀行とのリスケジュール交渉を実施し、返済負担を軽減

債務超過状態を改善するため、銀行とリスケジュール交渉を実施。月々の返済額をゼロにすることで資金繰りの改善を図り、経営再建に集中できる環境を整備。

経営改善後は、段階的に返済を再開し、金融機関との信頼関係を回復。

 

提案05

財務管理の見直し黒字事業への資源集中

事業ごとの収益性を精査し、利益を生み出す事業に経営資源を集中。財務データの分析を基に、無駄なコストを削減し、キャッシュフローの最適化を実施。

持続可能な成長戦略を策定し、経営の安定化を図る。

コンサルの成果

STEP01

飲食店事業の売却フランチャイズコンサル事業への転換

収益性の低い飲食店を売却し、フランチャイズコンサルティングへ事業転換。ブランド価値を活かし、新たなビジネスモデルを確立。

STEP02

持ち株会社の中央集権体制の復活

経営の意思決定を迅速化し、代表のリーダーシップを強化。事業戦略を統一し、経営効率を向上。

STEP03

人材派遣事業の拠点統合と黒字化

拠点を統合し、経費を削減。派遣社員の教育強化により、派遣先企業からの評価を向上させ、契約継続率をアップ。

STEP04

銀行とのリスケジュール交渉に成功し、返済負担を軽減

返済額をゼロにし、資金繰りの改善を実現。経営再建後に計画的な返済を再開し、信用回復。

STEP05

財務体質の改善と安定したキャッシュフローの確保

黒字事業への投資を強化し、利益率を向上。無駄な支出を見直し、持続可能な経営基盤を構築。

STEP06

債務超過の改善(3.6億円→2.5億円)

収益改善と資産の最適化により、財務状況を大幅に改善。今後も継続的な黒字化を目指す。

コンサルタントの感想

経営者が赤字事業に執着すると、資金だけでなくエネルギーも失われる。森田代表は、飲食事業へのこだわりを捨てるまで1年半かかった。しかし、そこからは驚異的なスピードで改革を進め、黒字化を実現した。リーダーシップを発揮し、経営を中央集権に戻したことで、グループ全体の方向性が明確になった。企業再生は、数字の分析だけでなく、経営者の意識改革が重要であると改めて感じた事例である。

 

この事例は、赤字事業に固執せず、経営の方向性を見直すことで、企業が再生できることを示しています。あなたの会社も、適切な戦略と決断で再生の道を切り開くことができるかもしれません。

 

エクステンドでは、経営者からの無料相談を受け付けています。経営再建したい、新たな資金調達を得たいや、返済・資金繰りが厳しいなどのお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。

 

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