コラム

  1. ホーム
  2. > コラム
  3. > メルマガ読者とのQ&A
  4. > 決算書についてメイン銀行から質問されるかうまく回答できない

決算書についてメイン銀行から質問されるかうまく回答できない

メルマガ読者とのQ&A

弊社、無料メールマガジン「銀行とのつきあい方」にご登録いただいた方の特典として、ご質問を受付ていただいております。

【質問】

弊社の決算書は税理士任せで、これまで正直なところ殆ど見てきませんでした。

 

メイン銀行から決算書について色々質問され、分からなかったので税理士に確認すると、利益が出ていないのに出ているように操作していることを理解しました。確かに銀行からお金を借りなければならないので、そのように税理士に依頼はしていましたが、どのように操作しているか理解しておらず、結果的に貸借対照表がおかしい状態になっています。

 

このような状況ですが、銀行にはどのように説明すればいいでしょうか。また、今後、銀行から融資を断られるでしょうか。よろしくお願いします。(建設業A様)

【回答】

先ず、社長には決算書をよくご確認いただきたいと思います。そうしないと間違った経営判断をしてしまうからです。
また、決算書は決算月から2ヶ月の作成期間がありますので、その間に税理士とコミュニケーションをとり、何をどのように処理したかを理解し、税理士任せで決算書を作成しないことです。

 

私の顧問先によっては、確定前の決算書に対して、社長、税理士、コンサルタントの3者で最終の出来上がりを協議することもあります。

 

ご質問のメイン銀行からの指摘に対する回答ですが、税理士から確認できた範囲の状況を書面にして実態を明らかにします。おそらくこのような質問をするということは、メイン銀行の内部では既に実態修正をしているものと思われます。そして、現状を踏まえたうえで、どのように改善するかを具体的に示します。

 

過去は過去で反省し、前向きに未来に進むしかありません。

 

仮に銀行から融資を渋られた場合、それはこれまでの行為によって起こったことですので受け入れるしかありません。しかし、次の決算書によって改善が見えれば、来期は融資を受けられる可能性が高くなります。何もしなければ、ずっと融資を受けられない状況が続きます。よって、早い段階で改善に向けて取り組むことが必須となります。

 

エクステンドでは、社長様からの無料相談を受け付けています。新たな資金調達を得たい、損益改善したいなどのお悩みでしたら下記バナーより「無料相談」をご利用ください。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

新商品のご案内

実際にエクステンドで手がけた
再生事例を紹介!

 

・資金繰り改善・資金調達
・業務改善・粉飾決算
・M&Aなど

→ 詳細・ご購入はこちら
金融機関紹介実績No1
支援機関
contents
  • 事業再生
  • M&A
  • よくある質問
  • 実際の事例集
  • オンラインショップ
  • 会社概要

一人で悩む経営者へ
後悔しない決断を一緒に見つけましょう