【Q&A】2025年商工中金は民営化される
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【質問】
商工中金が民営化されると聞いたのですが、中小企業にとって今後どのような影響がありますか。当社は商工中金の残高が多いので気になります。(製造業B様)
【回答】
ご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんが、商工中金は2025年に民営化されます。
ただ、ご質問の回答としては、分かりませんとしか答えようがありません。これまでの流れを下記に記載します。
スケジュールは、政府が保有する46.5%の全株式を2024年度末までに売却し、2025年6月半ばまでに民営化される予定です。これにより業務範囲の制限が緩和されることになり、ITサービスの販売や経営人材のマッチングといった中小企業向け支援を強化する方針です。
一方で、民間金融機関との競争を妨げないように配慮する規定は、改正商工中金法に残るため、どこまで積極的に支援できるかは分かりかねます。
2024年7月、その株式を売却する入札受付した結果、政府保有株10億1,600万株に対して落札されたのは1億3,556万株、落札率は13%、9割弱の株式が売れ残る事態となりました。
その要因はいろいろと挙げられていますが、投資対象としての魅力が低いという要因もあるようですが、本質的に言えば、中小企業がこれからも商工中金が必要だと感じているかどうかだと思っています。
この結果を踏まえ、中小企業経営者は何を考え、どのように行動するのが自社にとって良いか、十分検討に値する事項だと思います。
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