借り換えのメリット・デメリット
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【質問】
弊社は3社合併して8月で1年になります。
売上 6億円
減価償却 3,600万円
経常利益 2,500万円
役員報酬 3,000万円
です。借入金は3億円あります。うち、信用保証協会保証付融資が2億円です。以前より、保証協会の枠が合併前は3社分あったが合併後は1社分になるため融資枠がないと言われておりました。
今回、新規の銀行が融資をしたいと来てくれましたが、「御社は6行とお付き合いをしてプロパー融資(保証付融資でない融資)に全部切り替えたほうがいい」と言われました。
例えば6行に5,000万円ずつで3億円の借入に切り替えしたほうがよいとのことでした。
このような方針で切り替えたほうがよいのでしょうか?メリット、デメリットはありますでしょうか?ちなみに新規の銀行は3,000万円をプロパー融資で受けました。(I様)
【回答】
1.複数行と取引する事について
複数行との取引は行われた方が良いでしょう。通常の商取引と同じですが、新規借入に際して複数行にそれぞれ条件を提示し、金利面、借入期間などの競争をさせる事もできます。
ただし、既存の融資を受けている金融機関の借入を一度に他行から借換えますと、既存の金融機関との取引が今後厳しくなりますので、この点は注意が必要です。
2. 保証協会付融資からプロパー融資に借り換える事について
保証協会付融資をプロパー融資に借換する事も行われた方が良いでしょう。保証協会付融資を行う際には、保証料が発生しますので、プロパー融資の方が資金調達コストが低くなります。
また、保証協会の融資枠を空けておく事で、御社の資金繰りが厳しくなった場合に、これを使用する事でプロパー融資を受ける場合よりも融資の可能性が高まります。