金利の引上げを阻止するためには
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【質問】
弊社は、以前赤字だったのですが、その時銀行から当座貸越の金利を上げられました。 しかしその時、次に黒字になったら、また金利を下げてくれるという約束をしました。
前期は、黒字になり銀行に金利の値下げをお願いしても、なかなか上げてもらえなかったのですが、今期はまた赤字になりそうな雰囲気がでてきたところで、(毎月試算表を提出しています)さらに金利を上げてほしい旨を通告されました。
この場合どうすれば金利の値上げを阻止することができるのでしょうか?(G様)
【回答】
金利の引き上げを阻止するためには、実現可能性の高い事業計画と資金繰り表を作成し、その上で金融機関と粘り強く交渉するのが良いでしょう。
最近の金利引き上げの背景については、長期不況状況下における貸倒引当率の上昇、また、発生した不良債権処理のための原資の確保、融資量優先主義から収益優先主義への転換などが考えられます。ここで、金融機関の貸付金利=調達金利+経費率+貸倒率+収益率で決定されます。
御社が今回、赤字になりそうと言うことは、上記金利決定式の貸倒率が上昇(=貸倒引当金を積み増ししないといけない)すると銀行が判断したためと考えられます。
現状の課題を抽出し、その改善策を金融機関に明示する(=事業計画、資金繰り表の作成)ことによって、御社の赤字が早期に解消し、貸倒率が低くなると説明、交渉することになります。
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