債務者区分が正常先にならない
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【質問】
債務者区分を良くして銀行から融資を受けやすくする方法について
1.正常先の定義は何ですか?
2.一次的な赤字の場合は、正常先に戻すことも可能ですが、過去にリスケジュールがあれば、銀行は絶対に正常先に戻しません。担保空きがあっても、借入ゼロになるまで、要注意先(融資はしない)です。あきらめるしかないのでしょうか?
3.正常先とか、要注意先とかの分類の他に、正常先でも、10以上の分類があると言います。要するに、融資してくれないなら、正常先でも、要注意先でも、破綻懸念先や、要管理先と同じなのではないでしょうか?
(T様)
【回答】
1.正常先とは、業況が良好であり、財務内容に特段の問題もなく、延滞もない企業のことです。
2.過去にリスケジュールを行っていても、現在、返済が完全に戻っていれば、正常先に戻ります。あなたの会社が現在、返済は全て正常になっているのであり、財務内容の問題もなければ正常先になるはずですが、まだ一部リスケジュールが残っていたり、返済が完全に戻っていなかったり、もしくは財務内容に要注意先に引っかかる要因があるのであれば、要注意先になります。何か、要注意先に引っかかる要因があるはずです。
3.今回テーマにした、信用格付が、「正常先でも10以上の分類がある」そのことです。正常先でも信用格付が下位であれば、融資をしないことはなくても、融資の総額が抑えられるなど、いろいろな制限が出てきます。
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