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信用保証協会保証付融資実行時の保証料の分割納付

メルマガ読者とのQ&A

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【質問】

保証付融資の保証料について、保証期間2年を超える場合、分割納付が可能です。当社では以前から、毎回、保証料の分割納付を申し出るようにしています。

 

どの銀行の担当者も嫌な顔一つせず、分割納付の手続きを行って下さいます。ある銀行の担当者に、分割納付はリスクになるか尋ねたところ、それは「保証協会のリスクなので、当行は関係ない」との返事でした。また、その担当者は「金額5,000万円以上の場合は、こちらから、分割納付にするかどうか、相手に聞く場合がある」とも言っていました。

 

たまたまその担当者が、融資先のことを思って親切に分割納付のことを知らせてくれているのかもしれませんが、保証料の分割は融資実行時に45%、1年後35%、2年後15%、3年後5%(※執筆者注:保証期間6年超8年以下の場合)が預金口座から引き落とされます。

 

分割納付はメリットはあってもデメリットはないのではないでしょうか。(K様)

【回答】

保証料の分割納付の制度は以下のとおりです(東京信用保証協会のページ)
http://www.cgc-tokyo.or.jp/business/guarantee_fee/installments.html

 

分割納付について、万が一、保証料の支払いが滞ったら、融資残高を一括弁済しなければならなくなり、それが企業側のリスクとなります。

 

また銀行側としては、企業側にそのようなリスクを持っていてほしくないこと、また分割納付の場合は、保証料引落しの期日管理など事務が大変であることから、企業には初回に一括で支払ってもらうのが望ましいと思っています。

 

だから、銀行員は保証料の分割納付を企業に勧めることはあまり行いません。分割納付の制度をしっかり教えてくれるK様の担当者は、親切な方ですね。

 

なお、このように信用保証協会保証付融資の保証料の分割納付の制度がありますので、読者のみなさまは知識として持っておき、臨機応変にこの制度を使ってみるとよいでしょう。

 

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