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【質問】
都市銀行からの借入金を一度リスケしてもらったのですが、市況が思わしくなく返済が厳しいと思っていたところ、タイムリーに信金から全額肩代わり(保証協会付融資+一部プロパー)の話があり、現在はキャッシュフローが返済とちょうど見合っています。
7年後には予定通り完済できる計画です。今年に入り地域貢献企業の認定を受けたため保証料ゼロの融資が別枠で受けられる資格があるといって、新規融資の話を信金が持ち込んできました。
当社は債務超過は脱したものの累損損失が大きく、再建途上です。この状態が分かっていながら新たに融資案件を持ちかける金融機関の態度に納得がいきません。一般論として、取引先の財務状態を健全化させることと、金融機関(担当)の成績、どちらを優先するものなのでしょうか?(N様)
【回答】
融資は、受けておくべきです。
そりゃあ、金融機関担当者は融資を売ることにより成績が上がりますが、一方で御社は、資金を潤沢に持っておくべきです。月商の3ヶ月分ぐらいの預金保有が安全圏であり、そんな状態でないなら、ありがたい話として融資を受けておくべきです。
必ずしも、借入0の状態=財務健全化、ではありません。
借入0であるが資金繰りが厳しい状況であれば、不健全状態となってしまいます。財務健全化とは、資金繰りが詰まらないほど豊富な預金を保有する状態のことを言います。
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