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車両のリース化により決算書の内容は良くなるか?

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【質問】

知人の紹介で社用車のリースバックを提案する会社が営業にきました。弊社の車両保有台数は13台で帳簿価格は1126万円です。

 

車両はメーカー系列のクレジット会社にて割賦で購入しており、残債が898万円あります。弊社は車両以外の資産がほとんど無く、車両をリースバックすると資産がなくなります。

 

なお、弊社の決算は4月末で年商は5億円、利益は年商の10%程度を見込んでおります。

 

また、キャッシュフローも特に問題がないので、リースバックをするメリットが見出せませんが、リースバックを行うことで、決算書の内容が良くなったり、また、銀行からの格付けが上がる等のメリットがあれば検討したいのですが、メリット・デメリットにつきまして教えて頂きたくお願いします。(E様)

【回答】

現状では、貸借対照表において車両は資産、割賦残債は負債(未払金)ということになりますが、社用車のリース化によって、その資産・負債勘定は消えることになります。

 

そうすると、総資産が圧縮されて、総資産に対する純資産(自己資本)の比率が相対的に高まり、自己資本比率が向上します。

 

どれだけ改善するかシミュレーションを行った上、リース化により今後の総額支払いがどれだけ削減されるかなど、他の影響も見ながら、検討されるとよいでしょう。

 

【関連記事】リースバックで銀行返済費用より支出を抑え、事業再生と同時に社会的信用の保護も実現

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