会計指針に準拠した決算書は銀行はどう見る?
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【質問】
税法基準による決算書は信用できないとされて「中小企業の会計に関する指針」(いわゆる会計指針)が策定されてからもう何年も経ちます。
私のお客様で完全にこの会計指針に準拠した決算書を作成する会社はありませんが、どの程度会計指針に準拠しているかを開示するチェックリストを作成することが増えてきました。
保証料率や金利の設定の際に有利に働くことを期待してのことです。そこで疑問を抱くのですが、会計指針に準拠した決算は金融機関内部でちゃんと評価されているのでしょうか。
金融機関が行う自己査定の手続きの中で、融資先から入手した決算書に対して実態修正を行っていることは、実際に金融機関の現場で垣間見ました。(T様)
【回答】
銀行の見方としては、会計指針に準拠した決算書は、準拠していない決算書に比べて、多少は信用おけるかな、と見る程度です。
会計指針に準拠していても、自己査定作業においては精査をされて実態修正が行われます。
また、信用保証協会の保証申込書には会計指針に準拠しているかどうか、チェック欄があり、準拠していると、金利が多少優遇されます。ただ審査においては、多少、信用されて見られる程度です。
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