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他行の借換え

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【質問】

11月19日号のQ&Aで「融資の借換えは同じ銀行内で行うべきです。借換えより別の銀行の融資を返済すると、返済された銀行はおもしろくない・・・。他行に借換えられるのは、その銀行にとっては「恥」です。「銀行に企業がケンカを売ることになり、その銀行との関係が悪化します」と書かれていました。実は、今まさにそのような経験をしています。

 

A銀行から保証協会保証付融資を受けることになり、それを利用してB銀行の高い金利の借入(プロパー融資)を返そうとしたんですが、B銀行にそれが分かってしまってから今色々言われています。

 

「うちは無担保でお貸ししているのに・・・」
「保証協会付ならうちでも・・」

 

とか・・・つまり保証付融資もうちから受けろ・・・という意味だと思います。

そこで、何か腑に落ちないのが、

 

・自分のところ(B銀行)が保証付融資の提案が遅かったこと
・プロパー融資はありがたいが、もちろん金利はそれに見合ったものを払っていること

 

などを考えると、先生がおっしゃる「銀行にとって恥・・」は納得できず、銀行は自行の商品、もしくは営業に問題がなかったか・・という考え方にはならないのでしょうか?どうも、商品がお金であるせいか客である私たちより立場が上?の感覚を感じて仕方がありません。他行に借り換えられることは、そんなに不本意なことなんでしょうか?(S様)

【回答】

あなたの会社がまずまずの財務状況であるのなら、銀行は末永いおつきあいをしたいと思うので、他行に借換えられることは不本意です。

 

まずB銀行で、

「銀行は自行の商品、もしくは営業に問題がなかったか・・」

 

という反省は、銀行の支店サイドとしては、「営業に問題があった。」ということで反省されることでしょう。(融資商品については本部サイドの話であり、支店サイドで話合われることはないでしょう。)私も、銀行員時代に得意先係(いわゆる外回り)だったとき、先輩が他行に借り替えられて、得意先係一同、支店長の前に一時間立たされて、説教を受けた思い出があります。連帯責任です。

 

話は変わって、B銀行はあなたの会社に融資するしないは、自由です。B銀行も民間企業ですから、取引したくな会社とは取引しないだけの話です。

 

別に「銀行だから」ではなくても、一般の商品やサービスを売っている企業でも同じではないでしょうか。どのような会社でも、あなたの会社と取引する、しないは自由です。

 

そこを考えてほしいのです。あなたの会社がB銀行ともうつきあわなくてもよいと思っているのなら、あなたのおっしゃる通りでもいいのかもしれないですが、B銀行と今後もつきあいたいのなら、もしくはB銀行との取引があなたの会社にとってプラスとなるのなら、B銀行と上手につきあうのは、大きなポイントではないでしょうか。

 

また話は変わりますが、保証付融資でプロパー融資を返すのは、得策ではありません。

 

金利の違いはあっても、なるべく保証付融資で借りないで、将来保証付融資を受ける余地を多く残しておくのは、銀行とのつきあい方においての鉄則です。ましてやB銀行はあなたの会社にプロパー融資を出す銀行です。

 

あなたの会社にリスクをとっているのがB銀行で、リスクをあまりとっていないのがA銀行です。どちらの銀行があなたの会社にとってメリットあるかは、B銀行です。正直もったいないです。

 

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