信用保証協会代位弁済の事実が日本政策金融公庫に知られた場合
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【質問】
信用保証協会保証付融資が代位弁済になっている中、商工会議所を通して日本政策金融公庫(日本公庫・旧国民生活金融公庫)から借りている経営改善貸付(マル経融資)の残額が半分を切っており、もし借入を申し込む場合に、代位弁済の件を商工会議所の担当者に話すと借入は不可能になるのでしょうか?
現在返済している日本公庫は、まだ会社が業況悪化していない時のマル経融資ですが、この続きで借りられるものか、また正直に話したら全く無理なのか、ご意見をうかがいたくお願いいたします。(S様)
【回答】
代位弁済の事実が日本公庫に分かったら、新規融資はまず無理になるので言う必要はありません。
ただ、日本公庫は、融資の審査の時に企業の通帳を見て、他の金融機関の融資が正常に返済されているのかをチェックするので、それで金融機関に融資の返済していないことが分かってしまう可能性があります。
返済していない事実も、日本公庫の融資審査において大きく不利になる事項です。
もしくは、あなたの会社の決算書の勘定科目明細にて、借入先が信用保証協会と出ていたら、それも代位弁済の事実が分かってしまうきっかけとなります。
ただ、みなさんよく思いがちなのが、日本公庫と信用保証協会との間でデータの共有がなされているのではないか、ということですが、それはありません。