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リスケジュールは短期融資と長期融資で違いがあるのか

メルマガ読者とのQ&A

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【質問】

借入金返済のリスケジュールに関するご質問です。当社は、製造業で年間売上300百万円、短期借入金35百万円、長期借入金が65百万円あり、短期借入の約定返済が月1,800千円、長期借入の約定返済が月1,100千円あります。

 

借入れ先は信用金庫と公的金融機関です。

 

既存借入金のみでも毎月のキャッシュフローからの返済が難しい状態ですが、起死回生を図るため、この度取引先で社長が高齢のため廃業する会社から高収益事業部門の譲渡を受け、売上・利益拡大を考えています。

 

機材、材料費等事業買収のための資金が約6百万円必要であり、公的金融機関に新規事業のための融資を申し込みましたが断られました。

 

メイン銀行である信用金庫に既存借入金返済対策と新規事業資金確保のため借入返済のリスケジュールの相談をしたいと考えています。

 

借入金残高は、公的金融機関は約1,000千円で他はすべて信用金庫1行です。
新規事業と経費削減で当面1年を乗り切れば売上・利益が回復し現在の約定返済は可能と考えています。

 

質問の内容

 

1.どのようなストーリーでリスケジュールの相談をすればいいのか?リスケジュール申し込みの留意点

 

2.短期の約定返済のリスケと長期の約定返済のリスケはどのように違うのか?金融機関は短期貸付のリスケと長期貸付のリスケはどちらがやりやすいのか?短期資金のリスケと長期資金のリスケは今後の当社の信用格付に差はあるのか

 

以上ご教示お願いします。(K様)

【回答】

借入額は月商4ヶ月分と、そんなに多いとも感じないのですが、公的金融機関から断られたのは、はたして新規事業が評価されなかったのか、御社の財務内容に問題があったのか、その判断が必要です。

 

新規事業資金としては融資は断られても、通常の運転資金であれば融資が受けられるのかもしれないですし、また取引されている信用金庫でも運転資金の融資が受けられるかもしれません。

 

リスケジュールの判断は、それらでも融資が受けられない場合に行うべきです。リスケジュールを行う場合、返済条件変更申込書と経営改善計画書、資金繰り表をもって金融機関に相談にいきます。

 

今は返済できないから見守っていてほしい。
しかしこの経営改善計画により利益を出せるようにし、返済を再開できるようがんばります、というのがリスケジュールのストーリーです。

 

また短期融資と長期融資のリスケジュールに違いはありません。どちらも行ってください。どちらか一方だけリスケジュールを行う、という中途半端なことは行わないでください。

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