経理社員として会社の資金繰りにどう貢献するか
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【質問】
社員30名程、年商10億弱の卸売業の会社の経理をしていますが、銀行関係は社長が一人で行い、銀行員と話す機会がありません。
相談は会計士としているようです。どういった面で、会社の資金繰りの役に立てば良いかお教えください。
また、当社は卸売業で、長年支払条件を細かく整理できていません。先代の社長(故人)も整理には消極的でした。理由は分かりません。
ついては、改めて得意先へ支払条件を聞くと、当社の信用不安と取られてしまうことも有るのでしょうか。新しい若い社長は、整理を承認しています。(T様)
【回答】
御社の状況では、経理としては、まずは経営者に、損益や資金繰り、部門別会計などの経営数字を、経営判断材料として提供していくことで、貢献できるとともに、経営者もあなたを信頼するようになり、経営計画や予定資金繰り表なども経営者と一緒になって作っていけるようになるのではないでしょうか。
また、支払条件の交渉については、相手から見ると、資金繰り不安を真っ先に思い浮かべてしまいます。そうならないように、支払条件を変更する理由を明確に文書にて伝え誤解が生じないようにすることが大切です。