返済ができず延滞となってしまった
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【質問】
リスケジュールを取引銀行に約定の数日前に申し入れましたが、必要書類の作成に幾日か要するのとその月分の返済の資金繰りも間に合わない現状です。
担当の融資係には延滞のままだと話ができないかもしれないと言われ、また、月中での延滞はまだしも月超えはしない方が会社の将来のためですよとも言われました。
何となく言ってる意味合いは理解も出来るのですが、具体的にはどのようなことを指しているのでしょうか?
1.延滞のままだと話ができないと言うのは銀行がですか保証協会ですか?
2.月中の延滞と月超えの延滞の違いは信用情報センターに登録されるからですか?
また、登録されるとしたら月を超えた時点ですぐにですか?後、月超えの延滞を1度してしまったら将来どのようなデメリットがあるのですか?(I様)
【回答】
銀行としては、返済を1カ月分でも進めてもらうに越したことはないため、企業に返済を促すことを第一の目的として、「延滞のままだと話ができない」ということをよく言ってきますが、あなたの会社で最も重要なことは、資金繰りをまわすことであって銀行の返済を進めることではないですよね?
銀行の言うことはうのみにしないことです。
1カ月分でも返済をしないことにより、あなたの会社はその分、資金を確保でき、それは会社建て直しのための重要な資金になるはずです。
1について、保証協会保証付融資はあくまで銀行が資金を出している融資ですので銀行と交渉することになりますが、銀行が「延滞のままだと話ができない」と言ってブロックをかけていると考えてください。
2について、企業の融資は、信用情報センターには関係ありません。信用情報センターは、「個人」での融資の情報を取り扱っているからです。だから延滞が月中であろうと月超えであろうと関係ありません。
また延滞を行うと、その記録は、信用情報センターは関係なくても、その銀行や、保証協会に残ります。延滞が数日続くと、その記録が残ってしまうので、しばらくはその銀行からの融資や、保証協会の保証を付けた融資が受けにくくなるでしょう。
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