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協力工場の実態把握

私自身も以前は、会社経営をしており様々な仕入先、協力工場との取引がありました。

 

材料などを購入する仕入先は、比較的仕入先メーカーが管理しておりメーカーから情報が入っていました。場合によっては、材料メーカーより仕入れルートを変更するなどの対応がありました。

 

協力先(製品などを加工していただく会社<いわゆる下請>)に関しては、自社よりも会社規模が小さい先が多く、多くの会社が実態把握などはされていないのではないでしょうか?

 

中には、決算書を提出して頂くなどの処置をされている会社もありますが不十分ではないでしょうか?協力工場としては、決算内容が良い場合は値下げ要求があるのではないか?などの憶測が先行します。

 

現在、製品をお願いしている発注元会社も協力工場に万が一のことがあれば自社及びお客様に迷惑をかけることになります。

 

ただ、《書類を提出してください》では、本当の実態は掴めません。日頃から社員の働きぶり(挨拶、会話の内容)、工場内の掲示内容、報・連・相の有無、内容などを決め細やかに掴む必要があります。また、他の取引の受注状況、価格、品質などの動向も重要な点です。

 

特に重要なのが資金繰りの状態です。お金に関しては、人にもよりますが他の人には言えません。資金が不足する場合多くは、銀行からの借入を行いますが銀行に断れた場合、様々な手段(親族、友人あるいは、高利のお金を借りることもあります)

 

経営者は、孤独ですので様々なことを考え気分的に病んでしまいます。

 

前述しました協力工場の供給が止まると自社もお客様も大変な事態に陥ってしまします。協力工場には、様々な自社の担当者が出入りするはずです。製造部、購買部、品質部、の担当者、上司、役員などが訪問した際の情報共有が必要です。

 

例えば、

 

  • 製造部の○○さんが退職し、品質低下が考えられる
  • 社長が取引先を連れ何度も工場に出入りしている
  • 金融機関の人が在庫をチェックしていた

 

例は、良くも悪くも取れます。皆で情報を共有し早めの対応が必要です。早めにキーマンが訪問し、協力工場の社長、役員と話をおこないかかわっている皆様に迷惑をかけないことが重要ではないでしょうか!!

 

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