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補助金・助成金をうまく活用する方法

補助金や助成金を利用されたことのある方は、どれほどいらっしゃるのでしょう?

 

正直、私はこれらの制度、諸手を挙げて賛成ができない立場です。「知っていないと、なかなかできない」という意味で、少し不公平かな…と、思ってしまうものですから。

 

制度を利用することに批判的なのではありません。どうせあるなら、誰にでも分かり、必要な方が申請できるものであって欲しいだけで、今あるもので、使えるものを使うことに問題があるはずがありません。

 

せめて、私としては、利用可能なものをお伝えすることで少しでも公平であるように、と思います。

補助金と助成金は、用法容量を守って正しく

補正予算に伴い、「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」の公募があります。

 

採択率も比較的高い補助金であり、また毎年1000億円以上の予算を持っていることから採択数も多いことで、現在中小企業が受けられる補助金としては、かなり有名なものとなりました。今年も1020億円を越える予算となっているようです。

 

他にも、補助金や助成金は多数生まれ、そして予算が消化されれば募集が止まります。今後ともたくさんの補助金や助成金が生まれることでしょう。経営者としては、借入と異なり返済の必要がないお金ですから、「使えるものなら使いたい」と考えるのも当たり前のことです。

採択を目指すためには?

どうしても勘違いされがちなのは、補助金・助成金は、運転資金に充てるものではない、ということ。

 

過去につくった赤字のせいで、現預金がないから、とかスポットの受注が大量に増えたため、一時的に資金ショートするから

 

という事由では、なかなか困難です。

 

そもそも、補助金や助成金は、企業の投資や経費の一部(多くは二分の一から三分の二)を、企業が一度全額支払った上で後で受け取るものですから、「使った金額の一部を肩代わりしてくれる」もの。安くなるとはいっても、支払がゼロになるわけではありません。

 

投資対効果は軽くなるとはいえ、無条件にプラスになる訳ではないことには、配慮しなくてはなりません。

使えるものがあるかは、随時確認を

今日存在する補助金・助成金は主に

 

・エネルギー関連
・NPOに対するもの
・研究開発資金
・グローバル展開に関するもの
・雇用関係
・創業・第二創業に関するもの
・省エネ設備導入に関するもの
・展示会出展・販路拡大に対するもの

 

といったものに対してですが、それぞれに申込可能な企業の条件や、審査の傾向などがあります。

 

お近くに専門の方がいらっしゃるならば、定期的に確認するべきでしょうけれど、もしいらっしゃらなかったりいらっしゃるけれど、さらに確認をしたい方におかれては弊社の無料電話相談を受けてみてはいかがでしょうか?

 

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この記事の著者

  • 今野 洋之

    1998年さくら銀行(現三井住友銀行)入行。6年間で一般的な融資から市場取引、デリバティブ等広範な金融商品を多数取扱う。その後、企業側での財務経理責任者としてM&Aを実施、フリーとしての活動を経て2008年に当社入社。 相談・面談件数は全国で1100件以上、メルマガや雑誌等の記事執筆からメディアからの取材対応も多数。 一般的な金融取引の見直し、借入の無保証化、銀行取引の見直しによるコスト削減を一企業で年間8百万円以上達成。 粉飾開示と同時の返済条件変更依頼、条件変更中の新規融資実行も多数実施し、変則的な条件変更(一部金融機関のみの条件変更)の実行や、事業譲渡による再生資金の調達、事業を整理する企業の上記を全て、法制度・コンプライアンスの抵触なしに履行。

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