5か年事業計画を作成する場合、5年後の組織図をイメージする
顧問先企業の経営者様と、今後の経営方針を決めていく際に、まずは、現状の組織図を見せていただきます。そして、5か年の事業計画を作っていく場合は、最終年度の5年後の組織図を考えていきます。
社員数はどう変わっているか、部署のバランスはどうなっているか(新規に事業部をつくる場合は、いつから動き出すのか)、期待している人物はどの役職になっているか、定年を迎えている社員がいる場合は、そのポジションを他の誰がになっているのか(現状の社員で担えない場合は、新規の採用を考えなければなりません)、等々、いろいろと考えなければなりません。
限りある経営資源の「ヒト・モノ・カネ」の、一番大切な「ヒト」の部分ですからね。この組織図のイメージづくりは、事業計画に変更がない限り、毎年おこないます。
次に、作った事業計画最終年度の組織図を、4年後、3年後、2年後、1年後、と逆に落とし込んでいきます。そうすることで、計画1年目の人員計画をどうすればよいか、が見えてきます。
1年目の人員計画が計画通りにいかなければ、5年後の人員計画も、その通りにいかず、結果、5年後の事業計画を達成することができません。
また、組織図で、今いる社員名や生年月日を、具体的に記載することは、よりイメージを鮮明にすることにつながります。
こうした人物が欲しい、ということも組織図に組み込むことで、現状の社員の教育や研修をどうすればよいか、場合によっては外部からの登用が必要になるか、というところまで計画に織り込むことができます。
組織図づくりからのイメージづくりで、人員計画・事業計画の策定に役立ててみてください。
自分1人で事業計画作成や組織図の見直しすることに不安や迷いがある場合は、経営のプロへアドバイスを求めてみるのも1つの方法です。中小企業を対象とした経営コンサルティングに強みのあるエクステンドの無料相談などを利用して、一度問い合わせてみることをおすすめします。下記バナーの「無料相談」よりお問合せ下さい。
執筆:坂将典