売上が下がり続けている経営者の考え方
売れている芸人と話していて感じたこと
先日、あるテレビ番組の収録に参加しました。
その番組は、ファイナンシャルプランナー3名が、芸人と話をし、その芸人なら、いくらならお金を借りられそうか、という内容で、私は元銀行員として参加しました。
その番組では、お笑いコンビO・RのFさんを査定しましたが、3時間、Fさんと話をする中で、仕事にかける情熱、前向きな姿勢、自分たちが成功している要因の客観的な分析などを聞くことができました。この人たちなら、売れるのも当たり前、と思い、私も大いに刺激を受けました。
芸能界は華やかな世界なので、売れている芸人は派手に見え、やっかみを受けることも多いのでしょうが、その内実は、彼らも同じ人間であり、努力をしているのです。このコンビは、デビューしてすぐに売れ、それから5年、売れ続けています。
売上が上がり続けている経営者の考え方
私はコンサルタントの仕事をして、いろいろな経営者の方とお話する機会がありますが、その中で売上が上がり続けている企業の経営者は、そうでない経営者に比べて、違う印象を受けるのです。
売上が上がり続けている経営者の話から感じることは、以下のとおりです。
・いつでも前向き。
・売上を上げていくために何をするかを常に考え続けている。
・売上が上がらないのを景気や社員のせいにしない。
・仕事にかける情熱が大きい。
・自分に厳しく、他人(社員やコンサルタント)にも厳しい。
・スピードが速い。
・常に行動していないと気が済まない。
このようなことは、一方で売上が下がり続けている経営者からはなかなかその企業の売上が、上がっていくか下がっていくかは、経営者にかかっています。経営者に、どのような思考があるか。そしてその思考が、経営者の習慣になり、会社全体にも波及し、会社の将来の売上を左右することになります。
売上が下がり続けている経営者の考え方
一方で、売上が下がり続けている経営者は、上記で述べたような売上が上がり続けている経営者とは逆の思考をします。
・いつでも後ろ向き。たまには前向きになるが、すぐに後ろ向きに戻ってしまう。
・売上を上げていくために何をしていくか、考えることが少ない。
・売上が上がらないのを、自分に原因があるとは思わない。
・仕事に情熱をかけらない。経営者を辞めたい、と思っている人も。
・自分に甘い。
・スピードが遅い。
・行動を起こすことが少ない。
もしあなたがこのような思考に陥ってしまうのであれば、それを変えていく必要があります。自分を変えることができれば、自分の習慣も変わり、それが会社全体に波及し、会社は上向きな方向に進んでいくことになります。
売上が下がり続けている経営者の方は、普段、自分がどんな考え方をしているかを見直してみてはどうでしょうか。
最新のコラムやQ&A、ニュースレターは、無料メルマガ「銀行とのつきあい方」でお届けしております。銀行の動向、資金調達、資金繰り改善、補助金、経営改善等に関する情報を取得いただけます。下記のバナーよりご登録ください!