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なぜあなたの会社は事業赤字なのか

リスケジュールはすでに行った。それでも苦しい。

弊社には、多くの中小企業経営者の方からご相談をいただいています。その中で、最近ご相談者様の傾向が、次のように変わってきています。

 

数年前までは、銀行の返済負担含め資金繰りが厳しいがどうしたらよいのかというご相談が多かったのですが、ここ最近は、銀行に返済猶予、つまりリスケジュールをすでに行っているが、その後どう立て直していったらよいのか、というご相談が多くなっています。

 

モラトリアム法などにより、リスケジュールという手段が世間に広まってきたため、経営者の方も昔に比べてリスケジュールを行うことに抵抗が少なくなっていますし、また銀行の方も、企業からのリスケジュールの依頼をすんなりと受けるようになってきております。

 

しかし、問題は「リスケジュールを行ってからどうするか」です。

 

リスケジュールを行って、確かに銀行への返済金額は一気に少なくなりました。しかし、事業で赤字を恒常的に出していれば、企業からどんどん資金が流れていってしまいます。

 

そして、資金が続かなくなります。

 

どうしても、リスケジュールという手段に目がいきがちですが、本来は企業が立ち直っていくことが目的であり、そのための手段の一つとしてリスケジュールというものがあるだけです。

 

だから、企業がどうやって赤字体質から抜け出し、黒字化していくか、その取組が、当然ですが、必要となります。

事業赤字である企業の特徴

弊社にご相談にこられる企業の多くが、事業で赤字を出してしまっている企業ですが、大きく分けてその特徴は、次の2つに分けられます。

 

  1. 売上を上げる力がある(経営者が売上の上げ方を分かっている)が、いかんせん財務経理がどんぶりであったり、経費が多く出すぎているのをほったらかしにしているなどして、赤字である企業。
  2. 財務経理の管理はしっかり行っていて、また経費もとことん削減しているが、売上を上げる力がない(経営者が売上の上げ方を分かっていない)から売上が低下していき、赤字である企業。

 

もしあなたの会社が赤字である場合、以上2つのどちらかに当てはまるかと思います。

 

まれに、財務経理がどんぶりで、かつ売上を上げる力もない企業もありますが、そのような企業は、すぐに生き残れなくなってしまいますので、すでになくなってしまっているケースが多いです。

 

だから、現状赤字の企業は、上記1、2の特徴でほぼ集約されます。では、そのような企業が黒字化をはかるためにはどうすればよいのでしょうか。

 

それは、自社ができていない部分にメスを入れていくしかありません。

売上を上げる力はあるが財務経理がどんぶりで経費も無駄使いしている企業の黒字化策

まず1の企業。1の企業は、財務経理がどんぶりであり、またどんぶりだからこそ経費の無駄使いが分かっていないため、赤字となっています。

 

それであれば、まずはそのどんぶり勘定をやめて、財務経理の体制をすぐに構築します。そうすると、なぜ赤字なのかはおのずと分かりますので、その原因を排除していきます。

 

もともと1の企業は、売上を上げる力はある企業ですので、このようにすれば早い時期に黒字化をはかることができます。

 

【関連記事】経営者の意識を変えた!どんぶり勘定の経営者意識を変えるところから始まった

財務経理はしっかりやっていて経費削減も行っているが売上を上げる力がない企業の黒字化策

次に2の企業。2の企業は、財務経理はきちんと行っていて、経費もとことん削減しているが、売上が低下していっていることが赤字の原因です。

 

このような企業の経営者は、創業者ではなく2代目、3代目が多いです。

 

そもそも創業者は、自分で売上を上げる力に自信があるから起業できたのであり、実際に売上を上げるのは得意であることが多いです。

 

しかし2代目、3代目は、創業者が売上を上げていった会社を引き継いだのですが、一方で自ら売上を上げていったというわけではありません。

 

そのため、売上を上げることが苦手、というタイプが多いです。このような企業がどう黒字化はかるか。

 

もう経費はとことん削減されているので、売上を向上させていくしか方法はありません。

 

売上が低下していっている経営者の話を聞いてみると、ほぼすべての会社において、「売上を上げる仕組み」ができていません。

 

私は700社以上の経営者の話を聞いているので、断言できるのですが、売上が向上してきている企業は、「売上を上げる仕組み」ができています。一方で、売上が低下していっている企業は、「売上を上げる仕組み」ができていません。

 

そこで、財務経理はしっかりやっていて経費もとことん削減されているが売上が低下していっているから赤字になっている企業の、黒字化策は、その企業に「売上を上げる仕組み」を作っていくこと、となります。

事業赤字である企業はすぐに黒字化策をうつべき

もう一度言いますが、事業が赤字の企業は、次の2つのいずれかに当てはまります。

 

  1. 売上を上げる力がある(経営者が売上の上げ方を分かっている)が、いかんせん財務経理がどんぶりであったり、経費が多く出すぎているのをほったらかしにしているなどして、赤字である企業。
  2. 財務経理の管理はしっかり行っていて、また経費もとことん削減しているが、売上を上げる力がない(経営者が売上の上げ方を分かっていない)から売上が低下していき、赤字である企業。

 

そして、自社がなぜ赤字なのかの原因を分析できたら、その原因にメスを入れていくことにより、黒字化をはかることができます。

 

事業が赤字である企業は、赤字体質をそのままにしておくと、倒産への道を歩んでしまうことになりますので、すぐに黒字化をはかれるように、動き出してください。

 

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