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PDCAサイクルを取り入れることにより会社を立ち直らせる

PDCAサイクルとは何か

PDCAサイクルとは、

 

PLAN(計画)

DO(実行)

CHECK(評価)

ACT(改善)

 

これを、まわしていくことを言います。つまり、計画を立て、それを実行し、その成果を検証・評価し、その反省をもとに改善していく、ということを、繰り返し繰り返しまわしていく、ということです。

企業で行われるPDCAサイクルの例

例えば、資金繰りが厳しくて銀行と返済条件変更(リスケジュール)交渉を行うにあたって、銀行に提出した経営改善計画書。その経営改善計画書は、銀行との交渉のため作られたものではなく、その計画書に基づいて経営を改善していくために作られたものです。

 

毎月毎月、その経営改善計画に基づき経営を行っていき、その成果を評価・検証し、その反省をもとに改善し、次の行動をとっていく、これを繰り返していかなければなりません。

 

私どもが顧問契約に入り、多くの顧問先企業の経営者様は、リスケジュールが重要なのではなく経営を改善して再生していくことが重要であることを分かっていただいているのですが、一部の企業の経営者様にはどう説明しても理解いただけず、「リスケジュールを行ってなんとかなりました。もう大丈夫です。」と、勘違いされるので、それでもわれわれはその企業を再生していかなければならないから、そのような経営者様に対し、ここから経営を改善していくことが本当に重要ということをなんとか分かってもらうように努力するよう、私はコンサルタントに伝えています。

 

経営改善計画どおりに再生していくにあたって、ペースメーカーとして有効なのが、上記で説明したPDCAサイクルを定期的にまわしていくことです。

 

具体的にいうと、毎月○日に、経営改善計画書に基づき振り返りと今後の計画を立てる日時を決定し、その時に、それまでの行動の評価・検証を行い、それをもとに今後の行動を決める、ということです。

企業はPDCAサイクルの習慣を付けるべき

これは、あらかじめスケジュールを決めておいて行うことが必要です。事前にスケジュールを決めておかないと、「いつかやろう・・・」となって、結局できないことが、多いからです。

 

また経営改善計画の実行以外にも、このようなPDCAサイクルをまわしていくとよい業務は、たくさんあります。

 

例えば、インターネットを使った集客などマーケティング活動を行うにおいて、毎月3日と18日の午前9時から1時間、ここまで2週間の振り返りと今後2週間の行動を決めるなど、あらかじめスケジュールを決めておく、というのが、PDCAサイクルを有効に生かす、基本のポイントです。

 

厳しい状況に陥ってしまった会社においては、なおさらこのようにして、経営を改善していかなければなりません。

 

リスケジュールができたからこれで安心、資金調達がなんとかできたからこれで安心、と経営者が思ってしまったら、再生は困難です。

 

会社を立て直していくために、PDCAサイクルの習慣をつけていきましょう。

 

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