危機感のない会社の経営者が立ち直るための1つの方法
私の会社には、日々、厳しい状況に陥っている中小企業の経営者が、ご相談にこられます。私どもの相談員は、その企業の「ダメ」なところをどんどん突いていく、遠慮なしの面談相談を行うめ、ほとんどの経営者は「このままではだめなんだ」という危機意識をいだかれます。
そして、会社の立て直しをどうやって行うか、話合います。私どもは今まで、180社の中小企業の立て直しに取り組んできた経験・ノウハウがあります。面談相談において、会社の立て直しを進めていくためにどうしていくか、経営者に知っていただきます。
あとは、それを実行していくだけなのですが・・・
面談相談の後、帰りの電車の中で、面談相談時に芽生えた危機意識がなえてしまう経営者が、時々いらっしゃいます。
対面での面談は、東京・大阪・名古屋・福岡での面談相談が多いのでので、ほとんどは片道1時間以上かけて、遠方よりお越しいただいた方です。
遠いところを時間をかけて、会社をどうやって立て直すか知ったのに、後はそれを実行していくだけなのに、帰りの電車の中で、危機意識が再び薄れてしまい、また元に戻ってしまうのです。
自分の会社を厳しい状況にしてしまったのは、経営者自身です。同じことをやっていては、ますます厳しい状況になってしまい、いずれ会社は破綻してしまいます。
経営者が180度、変わらなければならないのです。
私どもの相談員は、面談相談において、経営者の意識を180度変える努力をします。
そして、経営者の意識は180度変わるのですが・・・
一部の経営者は、帰りの電車で、元に戻ってしまいます。自分の会社を厳しい状況にしてしまった経営者が、変わることができなければ、行き着く先は「倒産」です。
面談相談は、ラストチャンスであったかもしれません。なんのために、相談料を支払って、遠いところ時間をかけて、相談にやってきたのか・・・
せっかく変わりかけたのにまた元に戻ってしまった経営者を、私たちはまた180度変えようとはしません。限界です。電話もしません。厳しい状況の企業が、立ち直るためには、経営者が180度変わることが全てです。
まずは、経営者の変革です。それができなければ、立ち直ることはできません。
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