会社経営が苦しくなっても自殺はするな!
いきなり、このタイトルに驚かれた方がいらっしゃるかもしれませんが、まずは、「自殺はするな!」ということを、念を押しておきたいと思います。
当メルマガをご購読の方のほとんどは、こんなことを思っていないでしょうが、しかし当メルマガの読者5,000名のうち、10名でもそのようなことを思っていらっしゃれば、それを止めるのが、当メルマガの役目だと思っております。
私のところにも、「自殺」という言葉が入っている相談メールが、ごくたまにきます。この問題は、私としては見過ごせないのです。
なぜ、会社経営が苦しく、自殺する人が後を立たないのか。
会社経営が苦しく自殺をする人は、次の2つのパターンに分けることができます。
1.この苦しみから逃れたい。
2.生命保険で、残された家族や保証人に迷惑がかからないようにしたい。
まず、苦しみから逃れたい、という動機。
しかし、自らの命を絶つこと以上の苦しみは、この世に存在するのでしょうか。会社経営が苦しいとは、すなわち「お金」の問題ですが、確かに、「お金」の問題は重要です。しかし、しょせん「お金」です。
現代人が作り出した、単なる「ルール」に過ぎないのです。2千年前の人は、お金の問題に苦しむことはあったのでしょうか。
そのような、単なる「ルール」でしかない「お金」の問題で、命を絶つのはなんの意味もありません。
なんとかなります。「ひらきなおり」が肝心です。まずは、しょせん「お金」の問題なんだと、開き直りましょう。
次に、生命保険で借金を返済したいという動機。
自殺で生命保険がおりて、負債を負わなくなった家族や保証人は、どう思うでしょうか。負債を負わなくなった安堵感の、数百倍の苦しみが、残された家族や保証人にはのしかかってきます。
誰が、自殺して借金を返済してほしい、と望むことでしょうか。
残される家族、後悔の念にさいなまれる保証人の、気持ちを考えたら到底、自殺なんてできないことでしょう。命を絶つことより、借金の問題に立ち向かい、解決していくことを考えることの方がずっと重要ではないでしょうか。
借金から逃げることから、借金へ立ち向かっていく、この転換が、復活するための重要な第一歩となります。ちょっとオカルトチックな話をすると、私は中学生のころ、「うしろの百太郎」という漫画が大好きでした。
それは心霊の漫画という、なんとも暗い中学生でした(笑)。
その漫画に描かれてあったのですが、自殺すると、霊魂(意識)だけは残り、自殺した瞬間の状態(とても強い痛みの状態)で時が止まり、それが何百年も続くらしいです。自殺とは、霊魂の世界では罪であり、その罰がこのようなことであるとのこと。
それを読んだ、中学生であった私は、絶対自殺はよくない、と思ったものでした。
漫画家の「つのだじろう」さんの説なので、別に信じていただかなくてもいいのですが、自殺したあと、もっと苦しくなるかもしれないですよ。
まずは、あなたが抱える問題から逃げようとするのではなく、問題に立ち向かっていくことを、たった今、心に決めましょう!
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